晩夏の北陸を巡る弾丸ツーリング ~福井・敦賀から東尋坊まで編~

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巷に溢れるライダーの中には
ある依存症に掛かるものがいる。

それは
長距離ツーリング依存症

この依存症に掛かると往復300km程度は
散歩に過ぎず、
常に走行距離を伸ばしたい衝動にかられ、
高速代とガソリン代で散財するという
(財布的に)恐ろしい依存症だ。

そして私もまた、
その依存症にかかったライダーの一人
である。

あぁ・・・遠くに行きたい。

‟知らない道を走ってみたい
どこか遠くへ行きたい
知らない所を走ってみたい
どこか遠くへ行きたい

遠い街 遠い海
距離ガバの ソロツーよ

美味しいものと巡り合いたい
どこか遠くへ行きたい”

こんな歌を歌いながら
ツーリングマップルを見ていた私にとって
 氣多大社を思い出したのは、
まさに僥倖であった。

「そうだ!北陸へ行こう!!」

ちゃりら、ちゃりら、ちゃりらら~、
ちゃりらちゃりら、ちゃりらら~♪

というわけで、8月某日。
まだ夜も明けぬ名古屋を
W800で飛び出したのである。

R8~R305:漁火街道(敦賀から越前)

名古屋から福井・石川方面へは二通りルートがある。

東海北陸道自動車道を使って岐阜を横断するか、
一度滋賀方面へ向かい、米原から北陸自動車道へ乗るかである。

普段、参拝が一番の目的であれば、
最短ルートで走っていくのだが・・・・

私はこの時、非常に海に飢えていた。

「海を見ながら走りたい!!」

というわけで、後者のルートを使う。

4時ちょっと前に自宅を出発し、
順調に進んで6時前には敦賀ICを降りる。

ここで一旦小休止で、最寄りのコンビニへ。
店の前には敦賀湾

目の前に広がる砂浜は‟敦賀赤崎海水浴場”だ。

前にあるのは、位置関係から考えると、 おそらく‟西方が岳”だろう。

ライダーと釣り人の朝は早い(笑)

海に張り出た堤防には、
すでに何人か釣り人の姿が見える。

君の思う海は何処だ?

今回はひたすら海沿いを走りたかったのだが、
そもそも「海」と聞いて画面の向こうのあなたは
何処の海を思い浮かべるだろう?

私が思い浮かべるのは、やはり日本海だ。

南国の海も綺麗だし憧れだが、
それとは別に
自分の根底にある海は何処だ?
と考えると、

日本海こそが私の心に横たわる海だ。

私は確かに山育ちだが、
かと言って海が縁遠いかというと
そうでもない。

少なくとも親父が幼い私を連れて
足繁く釣りに行くほどには近い。

更に市内のマリーナにはどうゆう訳か
親父所有の小型ボートがあった。

そして気付いた時には、
海上で
舵と釣り竿を
握っていた。

お蔭で車に酔っても船と酒には酔わん。
ついでに言えば、万が一悪漢に追われて
波止場に追い詰められても、
運よく鍵がつきっぱなしのボートがあったら
カッコよく逃げられる(笑)

名古屋も海は近いといえば近い。
しかし近いのはどちらかと言えば‟湾”だし、
もう少し走って見えるのも太平洋だ。

太平洋の眺めもいいけれど、時折
日本海がとても恋しくなる。

R305で福井を北上する ~越前・御前崎~

先の通り、海のある景色を楽しむため敦賀からは
国道8号~305号をひた走る事にする。

まずは国道8を進み、
少し行った所で今度は県道204へ。

この辺りは日本海というよりも
まだ敦賀湾・若狭湾にあたるからか
視界に見える海も穏やかだ。

やがて道は予定していたR305に入り、
見えるのも本格的な水平線の広がる
日本海の風景になってゆく。

呼鳥門という自然の遊び心

「越前蟹」で有名な越前に差し掛かる頃、
「呼鳥門」という看板が出ている事に気付く。
ヨビトリモン?
コトリモン?
一体何のことやら・・・

確かに大まかなルートは決めていたけれど、
気多大社まで立ち寄り場所は特に決めていない。

呼鳥門とは一体なんぞや?
そもそもなんて読むんだ?
と思っていたら、
あっさりと前に出てくる。

しかもすぐ横に駐車場もあったので、
降りて見に行くと・・・なんか凄いものがあった。

なんじゃこれは!!

傍の解説を読みたかったが、
足元にフナムシが溢れかえっていたため
ネットで色々調べる(笑)

ここは「呼鳥門(こちょうもん)」
という読み方で、
‟凝灰岩が風食作用でくり抜かれた自然のトンネル”
なんだそうだ。

以前は、この下を通り抜けることが出来たが、
現在周辺は公園として整備され、
通り抜け出来ないという。

上部のネットは崩落防止用だそうだ

これが自然に出来たというのが凄いなぁ。
まぁやった側(自然)にはそんなつもりは全くなく
あくまでも人の価値観で見て・・・だけれど、
本当にアーティスティックな奇岩である。

※余談。
この横の展望台に演歌歌手の歌碑があり、
前に立つと演歌が流れるようになっているそうな。
あ、私はわざわざ行かなかったけれどね。
それと近くに「鳥糞岩」というのがある。
名前をつけた責任者は誰ぞ?

海上の漁火

越前や御前崎といえば「越前蟹」だが、
別に蟹ばかりが名物ではない。

越前海岸には「越前水仙」が咲き、
焼き物の「越前焼」もある。

海のモノに限定しても
「越前がれい」「越前エビ」
「甘エビ」「サザエ」
そして「イカ」

いかにも漁師町という風情が漂うこの辺りでは
‟イカ釣り漁船”がよく目につく。

停まって撮影出来なかったので、画像は借り物。 イカ釣り漁船というのはこうゆう船。

実は、私は釣り船ではなく
本物のイカ釣り漁船に乗っかって
漁師の横でイカを釣っていた事が何度かある。

この日、R305で道すがら見た漁港の風景は
かつて夜釣りを終えて帰る道すがらにみた
風景によく似ている。

R305:越前から東尋坊へ

更に進むと今度は
「東尋坊まで●●km」
という看板が出てくる。

え~と、これなんだっけ?
何かで見た地名なんだけれど・・・

あぁ、怖い話かっっ!!(←違う)

そうかそうか、
このルート上に東尋坊があったのか。

そうだなぁ、ぼちぼち腹も減ってきたし、
観光地の傍なら何かあるだろう。
よし、東尋坊へ寄ろう。

ルートは変わらずR305だが
途中からいったん山側へ入り、
九頭竜川河口を超え、
再び海沿いに出て・・・
あの有名な‟東尋坊”へ辿り着いた。

絶景・東尋坊と朝の賑わい

よくある「ようこそ、東尋坊へ」のような
アーチを抜けると・・・普通に駐車場だった。

え?あれ?海岸は?

適当にバイクを停めると係のおじさんが
料金(500円)を徴収にやってきて
「中の商店で二千円以上買い物するとペイされます」
とのたまう。

中の商店??どうゆう事だ?

教えてもらった道を進むと・・・

え?あれ?なんか商店街みたいなのある!!
更にこんなポスターもある!!

東尋坊とイカ焼き?
ソフトクリーム??

駄目だ、一番最近耳にした東尋坊のネタが
怪談朗読だったから、
東尋坊=観光地のイメージと噛み合わない!!
(情報源がどうかしすぎている)

混乱しすぎて、とりあえずダンナに電話する(笑)

私「もしもし、ダンナさん?今ね、東尋坊にいるんだけれど
・・・・東尋坊って商店街だったかなぁ?
ダ「( ゚Д゚)ハァ?」

年がら年中こうゆう事をしているので
ポケピのトロに似ていると言われるのかと(爆)

距離ガバしすぎるとバカになるんだって~?

電話片手に歩いて行くと、
まだ朝の8時くらいなのに店が結構開いている。

更に観光客も結構歩いているし!!

ひたすら「????」と思いながら進むと、
やっと海へ出た。

おぉぉぉぉ~!!

・・・・凄いな、
火サスに出て来そうな風景じゃん!!(爆)
※東尋坊は世界三大奇勝です。

しかし、びっくりしたのは、
このゴツゴツとした絶壁の上を
普通に歩いている人がいることだ。

なんと、特にロープや柵があるわけではなく、
普通にこの岩の上を縁ギリギリまで行けるのだ!!

私はこの日、安全靴ライディングブーツを履いていて
足元が怪しいため、あまり前まで行かなかったが、
見ていると結構皆ギリギリまで攻めていた。
落ちなくてもコケたら絶対に痛そうなんだがな(;・∀・)

で、ここから遊覧船が出ているのだが
その乗り場がこの下だという。

・・・・ここに船停めるの?
と思い、動画も撮ってみた。

船が停まっている所が想像しにくい。

遊覧船は一周約30分で、大人は1400円。
この先に見える雄島のほうまで回るものなので、
もう少し時間のある時に乗っても面白いかもしれないな。

東尋坊観光遊覧船:http://www.toujinbou-yuransen.jp/

いやぁ、前情報が怪談話だったのに、
全然怪談要素ないじゃないか。
(あるわけがない)

東尋坊よりむしろ向こうに見える雄島がヤバイらしい(笑)

ちなみに「東尋坊」という名前の由来は
昔の坊さんなんだとか。

昔、東尋坊という酷い坊主がいて
その悪行が元でここから叩き落とされたんだと

・・・・やっぱ火サスやないか!!(爆)
※実際に火曜サスペンス劇場のロケ地に使われたこともあるそうな

まぁ、今は実際落ちるにしても
自殺者より「インスタ映え」とか言って
無茶する阿保が落ちてんだろうなぁとか
思ってしまうが。

まだまだ続くよ、東尋坊と弾丸ツアー

冒頭で無駄に文字数を使い過ぎたため、
今回も2~3回連載となる。

あの商魂たくましき東尋坊の謎の商店街で
バイクBBAは何を見るのか?

そして目的地、気多大社の後
BBAは何処へ向かうのか?

こうご期待である。

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