吉野ツーリング ~早朝くそ寒・2019年早春の陣~

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先に吉野山の寺宝めぐりについての記事を
3記事だしたが、今回は純粋にツーリングの話である。

毎年の事だが・・・大体この時期、
高速道路上で死にそうになっているのが
通常運行だ(;・∀・)

電熱なんてねえよ。気合で走れ、バイクBBA

冬が近づくと、毎年考えるのは
「電熱装備」
である。

バイク乗りには定番だが、
そうじゃない人のために一応説明すると

電熱とは、冬に上着の下に着込む
発熱出来るインナーの事だ。

電熱靴下からグローブまで幅広くあり、
充電方法もバイクのバッテリーに接続したり、
充電式だったり様々。

が、私は一つも持っていない。

・・・いや、なんか使い始めたら負けな気がして(笑)

と、いうわけで、
今回もイージスとヒートテックと手袋二枚重ね。
ついでに靴下も二枚重ね。
そこへ手首に小さなカイロ2つ、
首に大きなカイロ1つを仕込んで
出掛けて行った。

朝6時の名古屋の気温は2~3℃。

・・・名二環はいいんっすよ。
まだ、いいんっすよ。

問題は名阪だよ、東名阪高速道だよ!!

毎度の事ながら、体はさておき
手が冷たいを通り越している( ゚Д゚)

それでも、これもまぁ慣れたもんで、
高速では基本シフトチェンジをしないので、
左手がかじかんで来たら
ハンドルから離して足に擦りつけたりするんだよ。
(バイクは例え100kmでも一応片手運転出来ますから)

で、右手は離せないから(アクセル)
小指と薬指だけでアクセルを開けて、
残りの3本指をグーパーするんですわ。

で、温まったら、
今度は薬指と小指をグーパーするんですわ。

とはいえ、もうそれでは追い付かなくなったため、
バイク乗り出し至上初めて・・・・御在所SA(下り)に立ち寄る。

そこで、手袋(外側)をワークマンの防風グローブから、
バイクメーカーの防寒グローブに変えたんだが・・・
逆にこれがいけなかった。

元々この防寒グローブ、サイズがかなりピッタリな上、
ちっと硬めで使いにくい。
そこへインナーグローブをすると・・・ピチピチ。

‟凍傷”っていうのがあるでしょ?
あれ、単純に寒さで患部が低下するからだけじゃなくて、
血行不良も要因の一つなんだよ。

ただでさえ、モロに風をうけて冷えるのに、
ピッチピッチの手袋で血行不良。

・・・・針テラスについた時には、
完全に感覚がなくなっていたんだが、
温めるために少し手を擦って温度が上がってくると
ありえんくらいに手が痛い。

例えるなら、針をぎっしり刺されているくらいに痛い。
針テラスだけに(爆)

これ・・・軽く凍傷じゃないのか(;・∀・)

私は寒冷地の産まれ育ちだから、
寒さを知らないわけではない。
更にウィンタースポーツも
結構やってきているのだが・・・

やはり‟バイク独特の寒さ”は
バイクに乗らなきゃ分からない。

体はそこまで冷えてないんだが、
手が酷いよ。

顔は・・・高速走っている間中、ずっと熱唱していたので、
思ったより冷えてないな。
(寒すぎて歌でも歌わなやってられん)

朝食&暖を取るために、
初めて針テラスの食堂にて
「朝食セット」
なるものを注文してみた。

500円でうどん+稲荷寿司2つというリーズナブルなお値段なんだが

うどんが温い・・・だと!?

いや、多分、普通に食ったら普通の温度な気がするが、
何しろ食う前に丼で手を温めているからな(笑)

それで温度が下がったのか?
いやそんな馬鹿な。

・・・やはり初めから温めなのだ。

 

そんな訳で、微妙に冷えたまま
今度は防寒グローブだけで走り出す。

吉野はやはり遠い。
いや、距離はそうないんだが、
針から吉野までが一般道で道も細いので
御所市などへ行くより遠く感じる。

ナビは一応つけているものの、
もはやナビを見る必要もないほど勝手知ったるという
具合なのが恐ろしい。

別にそこまで通い詰めているわけじゃないんだがな。

シーズンオフ、閑散とした吉野山を歩く

そんな訳で、針テラスからトロトロ走り
小一時間かそこらで吉野到着。

今回は下からゆっくり歩いてみようというわけで、
下千本の駐車場にバイクを停める。

※桜の時期は有料だが、それ以外は無料。

この広さに対して、車が2~3台しか停まってない

さて、ここからは徒歩で移動だ。

黒門

普段はバイクで行く道の途中には、「黒門」と呼ばれるものがある。

金峯山寺の総門、つまり吉野山への総門で、
昔は公家、大名であっても馬や駕籠から降り、
槍を伏せて通ったと言われている。

私は常々、お神や仏の前では人が定めた身分など
吹けば飛ぶ塵以下の価値だと思っているんだが、
上記のようなエピソードは、
正にそれを示すようで好きだ。

金峯山寺 銅の鳥居

黒門から更に進むと、こちらもまた吉野名物の
「銅の鳥居」が見えてくる。

吉野には世界遺産や重要文化財が色々あるが、
この鳥居もまた重文の一つだ。

高さ約7.5m、柱の周囲約3.3m、名前の通り、すべて銅製。
1348年に高師直の兵火で焼失したあと、
室町時代に再建されたものだそうだ。

銅の鳥居と呼ばれているが、正しくは発心門と言うそうで、
山上ヶ岳までの間に発心・修行・等覚・妙覚の四門があり、
これが最初の門なんだそうだ。

いわばこの門(鳥居)は、
あの世とこの世の境目という事か。

黒門と違い、この銅の鳥居は車道の横の階段の上にあり、
傍にバイクが止められるスペースも特にないため
実は一度も潜った事がない。

今ではすっかり観光地化しているとはいえ、
かつてここを潜り抜けた修験者たちは
何を思って歩いていたんだろうねぇ。

とか思いながら、潜り抜ける。

シーズンオフは人っ子一人いねぇよ、吉野

吉野のハイシーズンは、やはり春の桜の時期だと思う。

秋の紅葉の時期もそこそこ人出はあったし、
店も大方開いていたが、
まだ桜のつぼみもハッキリ分からないこの時期、
本当人がいねぇ。

そして土曜だというのに、店が開いてんのか開いてねぇのか
さっぱり分かんねぇ(笑)

中千本にある郵便局も土曜は閉まっているし、
たまに人がいるなぁと思うと地元民である。

まぁ私は元々人混みが嫌いなので、
ちょうどいいんだが・・・。

あぁそうだ、人がいないのだから、
前から寄ってみようと思っていたあそこへ行ってみようじゃないか。

金峯山寺 仁王門

吉野に来たら絶対立ち寄る金峯山寺蔵王堂の北側には
仁王門がある。

私が初めて吉野を訪れた時、
既に修復工事が始まっていたので
てっきり仁王さんは拝めないもんだと思っていたのだが、
人から
「通れるし見る事はできる」
と教えて頂いたので
今回はそちらを回って蔵王堂へ行く事にした。

初めて吉野を訪れてから
「やっぱり仏画もやってみてぇ、
更にどちらかと言うと強面の仏が描きてぇ」
と思い始め、
そのとっかかりにしようと思ったのが
仁王さん(金剛力士)。

以来、何処に行っても仁王を見て回っている。

何しろ新旧問わず、圧倒的に数が多いから
参考として見て歩くのに丁度いい。

基準は歴史があるとか作者がどうとかじゃなく、
どこまでも自分の感性に合うかどうか。

個人的に門番たる仁王さんには
狼を思わせる荒々しい風貌と
細マッチョでいて頂きたい。

奈良・興福寺や東大寺南大門の仁王さんは、
国宝とされる事もあり、物凄い好みだ。

ここ金峯山寺の仁王さんもそうゆう意味で好みだけれどな。

工事中につき、薄いネット越しではあるものの、
いい面構えの仁王さん。

実に私好みの‟ガチムチ雄っぱい”ぶりである(爆)

仁王さんといえば「阿吽」だが、
結局この阿吽はサンスクリット語由来で、
宇宙の始まりと終わり、陰と陽を表すと言われる。

「あ」「ん(うん)」といえば、日本語の五十音の最初と終わりだが、
これもまたサンスクリット語由来らしい。

私も習作でチマチマと阿吽を描いていて、
一応、上のような意味を考えながら筆を握るが
実際こうして阿吽像の間に立つと、
どちらが始まりなのか終わりなのかわからんと感じる。

始まりと終わりというよりも、
∞(無限)
というほうが正しいだろう。

そしてこの阿吽像の間も私にとっては心地よい空間なのだ。
(左右どっち見てもガチムチ雄っぱいだし)

金峯山寺蔵王堂

そして通常運行でそのまま蔵王堂を参拝する。

今回も特別公開前なので、当然姿は見えないが
やっぱり前に立つと落ち着く。

そういえば、秋の公開後から今まで
一冊くらい修験道の本を読んでみようと
読んでみたんだが・・・・

そこに書かれていた蔵王権現が現れた時の様子というのが、
自分が思う神のイメージそのままで
妙に納得してしまった。

結局、仏像にしても憤怒の顔が好きなのって、
自分の思う神仏のイメージに良く似合うから
なんだと思う。

フワッととかキラキラじゃないんだよな。
どちらかというと、
雷鳴や地鳴りが鳴る中
怒号と共に現れるのが
私の神や仏のイメージ

で、結局それは何かというと、
人の都合や価値観なんか気にしない
荒ぶる自然の姿なんだよなぁ。

自然はいつも人の都合なんか気にしない。
そのような条件が揃ったから降り、揺れ、
照らす。

それを人が自分の都合で「恵」としたり
「害」とするわけだ。

だから、ぶっちゃけ、仏画にしても神画にしても
風景画描くのが一番いいんじゃね?
って思う時もある。
実際、昔は風景画ばかり描いていたわけだし。

まぁね、ただね、せっかく先人たちが形として
作ったものがあるからね。

普段は風景に溶け込む神仏の息吹を
人型というモノに凝縮してみるのも一興。

上千本へ

蔵王堂で、
「今日はちょいと上のお不動さんまで行ってきますわ」
と声をかけ、
そこから上千本へ向かう。

上千本も店はあるが、それも大体「竹林院」の辺りまで。
そこから先は延々と細い上り坂が続く。

前回、私がダボハチで登って後悔したカーブの一部がこれ。

こうゆうのが・・・・方々にあり、
路面状況がそこまで良くないのがまた・・・・

まだまだ続く吉野めぐり

と、いうわけで、今回はここまで。
次回は「閼伽井不動」から帰宅まで。

吉野を出た後も少し寄り道をしているので、
春の行楽で奈良・大宇陀辺りを予定している方は
引き続きお付き合い下さい。

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