トラブルを楽しめ!雨の吉野ツーリング

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

今年のGWは、スケジュール調節の関係で結構時間が取れた。

というか、GW明けから忙しく
しばらく時間が取れそうにないので
「よし、GW中に1000kmチャレンジするか!!」
と新元号と共に走り始めたのはいいのだが・・・

やってしまった、
どしょっぱからやってしまったのだ。

・・・・立ちゴケを。

雨の吉野ツーリング

新元号に変わった今年の5月1日。

別に新元号は関係ないが、
やはり春には権現さんの顔を拝みたいし、
前回寄った閼伽井不動さんにお礼の酒も奉納したい。

ってなわけで、吉野へ向かった。

この日は数日前から雨予報。
出発時は止んでいた雨だが、
奈良に近づくにつれて断続的から
やがて止む様子のない降り方に変わっていった。

バイクBBA、立ちゴケる

天候の割には順調だと思っていた道中だが、
ここでやらかした。

別にどうってこともないカーブの途中で・・・
バイクBBA立ちゴケる!!

詳細はまた別途立ちゴケについての話でも
書いた時にしようと思うが、
ひとまず
‟足が届くと思った所で足が届かなかったんだよっ!!”
とだけ言っておく。
※地面がえぐれてたんだわ・・・・

まぁしかし・・・さすが吉野山である。
半分起こしかけた所で

純白の神馬ならぬ‟白い軽トラック”が止まり、
の代りに地元のおっちゃん
バイクの引き起こしに参戦!

カーブの途中・傾斜・雨・泥の四重苦であるにも
関わらず、あっさりバイクは引き起こすことが出来た。
おっちゃん!!ありがとう!!

ステップもげても山めぐり続行

で、無事にバイクは起こしたものの、
各部品を確認していくと
大変な事に気付いた。

・・・・左ステップがないっっ!!

よく見れば、私の足元のすぐ横に
車体から取れて転がっているステップが・・・

現場から回収されたステップ

どうも左ステップが衝撃の全てを吸収して
そのまま殉職したようだ。

おっちゃん情報と私の記憶では、麓にバイク屋はある。
が、この日はGW。やっているか怪しい。
それに・・・ステップ取れたけれどシフトチェンジは出来るんだよね。

・・・よし、このまま予定を消化しよう!!(爆)

何だろうな、バイクに乗る年数が長くなってくると
僧帽筋とか三角筋が太くなるだけじゃなく
性格的にも図太くなってくるっていうか
・・・細かい事は考えなくなるっぽい。

つーかさ、ぶっちゃけると
コケた時、一番最初に「ヤベェ!!」と思ったのは
リュックの中に入れていた奉献酒。
バイク以上に衝撃に弱いものだからな(;・∀・)

これが割れていたら、そのまま帰る所だったんだが・・・
無事だったので続行というわけだ。

雨の吉野山を行く

白馬の王子ではなく、軽トラのおっちゃんに別れを告げ、
バイクを予定通り下千本駐車場に止める。
そこからは徒歩。
※普段無料の下千本駐車場だが、桜の時期は有料。
バイクは500円。

もう桜は殆ど終わりだし、
この天気なので人はまばらだ。

そういえば、黒門の傍で
ふと道の脇を見たら
こんなものがあるのに気付いた。

お判りいただけるだろうか?

道から外れた斜面に・・・がっっ!!

どうやらすぐ脇の陶器のお店の人が置いたと思われる
兎の置物。

今まで全然気付いてなかったが、一体いつからあるんだろう?
何度来ても新しい発見というのはあるもんだ。

まずは当初の予定通り、蔵王堂で参拝。
そして歩いてまた上千本まで行く予定だったが、
蔵王堂を出た辺りから雨脚が強くなってきたのと
時間的に昼だったので天気の様子見で飯屋に入ることにした。

食事処・西澤屋

この日入った飯屋は中千本の「西澤屋」
隣の柿の葉ずしの「にしや」と繋がっているっぽい。

秋に来た時には違う店で‟葛うどん”を食べたんだが、
ここはメニューに‟+100円で葛そば”というのがあったので、
「葛そばとはどんなだ?」
と入ってみた。

で、頼んだのは天ぷら葛そば(850円)

これもまた麺に葛が練り込まれているのだと思いきや・・・
汁に葛が入っていて餡かけ汁になっていた。

まぁ・・・葛を抜いても海老天2本で850円は割といいんちゃう?
あと、この日のように降られて冷えた体には、
こうゆう餡かけ汁って染みわたるわ。

そばも満足なんだが、店内で面白いものを見つけたので
写真を撮らせて頂いた。

これな。

割とこうゆうテイストのモノも好きで、
食べながらずっと見てしまった。

所々に大きく配されたものは、全部吉野に縁のあるもの。

この弁慶は中々イケメン風だと思う。

一体誰が描いたのかなぁ?センスあるよなぁ。
飯も良かったけれど、こうゆうのがあると
また来たくなっちゃうよなぁ。

【柿の葉すし にしや(食事処・西澤屋)】
http://www.nishiya-kuzuhana.com/

バスで行く奥千本

食事が終わっても雨がやむことはなく、
むしろ酷くなるばかり。
天気予報、外れてるやないけぇ(;・∀・)

雨は問題ないが、
全工程を徒歩にすると時間がキツくなる。

「そういえば、奥千本近くまで行くバスが出ているじゃないか」

吉野山の中は普段からバスが走っている。
「吉野山奥千本ライン」というそうで、
一番下は吉野神宮~奥千本口まで
各名所に停留所がある。

桜の時期は交通規制の関係で
竹林院前~奥千本口のルートしか
運行していないし、
止まるのもこの2つの場所のみだが
歩いて登って下るより、
ひとまず奥千本口まで行ってしまって
下って降りてきた方が時間的には早そうだ。

そんな訳で、中千本から上千本の
竹林院前停留所まで移動する。

ここまで雨の降る吉野には初めてきたが、
雨の吉野も中々オツだ。

停留所に停まっていたのは、バスっていうかマイクロバス。

運賃は片道400円。
時間としては10分強くらいで修行門鳥居まで行けるから、
安いっちゃ安いのか?

10人いるかいないかの乗客を乗せたバスが
奥千本口に着いた頃も
やっぱり雨は降り続いていた。

こんな天気でもハイカー風の人が結構いるのが意外だったんだけれどな。

他の人々が登っていく中、
私はここから下ってお不動さんへ。

前回書いた通り、
ここが吉野随一のパワスポだとか、
最強のお不動さんかは知らない。

頼んだことの内容は他人の事ゆえ記載出来ないが、
とりあえず此処に書けることがあるとしたら
私は
「どうにも変えられないならば、
双方が納得出来るようご助力下さい」

とだけ言っておいた。

すぐに友人から急場がしのげた連絡があり、
そこから数週間後、その続報が届いた。

その終結は、一見ハッピーエンドではないかもしれない。
でも、私としては話を聞く限り
お不動さんは最低限のボーダーである
双方の納得というのは果たしてくれたと
思うんだよねぇ。

そして更に・・・・
自分に献上される酒は死守したっぽい。

何しろコケるとは思ってなかったので、
特に緩衝材もなくそのまま鞄に四合瓶を
放り込んでいたからな・・・

コケた時、確実に「割れた!」と思ったのに
割れてなかったし。

そうか・・・そんなに酒飲みたかったか、お不動さんよ。

まぁ皆、祝詞上げたりお経上げても
酒は持ってこないだろうしなぁ。

そんなわけで、酒を供えてお礼を言って
また下る。

花矢倉展望台と滝さくら

帰り道、無駄と分かっているが・・・
花矢倉展望台にも立ち寄ってみた。

そこからの眺めは・・・あぁやっぱり真っ白だ。

ただ、写真と違うのは、肉眼だともう少し下界が透けて見える事。
そんなに高く登ってはいないが、なんとなく
とても高い所に来た気になる。

景色が見えても見えなくても
やっぱりここはいい場所だ。

そして更に下り、
滝さくらまでやってきた。

雨が酷すぎて写真は撮らなかったが、
前回よりも葉が増えた木は
相変わらず見事であった。

たまに「これは好きだ」と思う木がある。

特に種類は決まってないし、
デカけりゃいいってわけでもないらしい。

まぁ樹齢何百年という木は大きいから
「見事だ」と思う事も多いんだが、
「これは」と思う木は、それとは別に妙に記憶に残って
時折眺めたくなる木だ。

この滝さくらもその一本になるらしく
雨の中、立ち止まってしばし眺める。

別に木に抱きついて「パワー充電w」みたいな
阿保な事する習慣はなく、
本当に傍で眺めるだけで満足する。

この日は、雨で煙る中に沈む緑が深くて
晴れの日とは違う趣が楽しかった。

まぁこうゆうのがあるので、
雨のツーリングがやめられないのだ。

橿原までエアーステップで走る

奥千本で用事を済ませた後は、
寄り道なしで下千本駐車場までまっしぐら。

あ、いや、土産物屋には寄ったけれどな。
翌日人に会う予定があったから土産買いに。

実はバイクを倒した後、
軽トラのおっちゃんだけじゃなく、
下千本駐車場にいた人達にも
声をかけてもらって
いや、本当に助かりました。

土産物屋でも店主のおばあちゃんが
「傘持ってってよ」
って言ってくれたしね。

実際に役に立つ立たないではなく、
心遣いが嬉しい時というのも
あっていいと思うんだ。

さて、駐車場を出た後は、
橿原まで走る。

午前にバイクを停めた時点で
最寄りのレッドバロンを探し
すでに応急処置をしてもらう話をつけてあるのだ。

吉野から一番近い店舗は
レッドバロン奈良店。
約30kmで、時間だと40~50分ほど。

そりゃ道はナビればいいけれど、
如何せんバランスが悪い。

全くもって知らない道をこの状態で走るのは怖いが
・・・御所や橿原はもはや‟知っている街”になっているからなぁ。

 

レッドバロン奈良店の神対応

程なくして・・・レッドバロン奈良店へ到着。

あぁ、見慣れたこの顔が、
今日は後光がさしてみえる!!

お不動さん、酒は死守してくれたけれど、
バイクは直してくれんからのぅ。

しかし驚いたのは、店舗について入口傍の駐輪場にバイク停めた直後だ。
エンジン切ったかな?って所で店からぞろぞろ店員さん出てきて
名乗る前から
「あ、お電話の柴猫さんですね~」

まぁ、確かに、車種は言ったけど。
そりゃ女のバイク乗りは数が少ないけれど、
よう分かったな。

早速、バイクを見てもらい、
30分程度で応急処置完了。

よく「融通が利かない」とか言われているレッドバロンだが、
どうよ?この応急処置!!

付け根のスプリングがないから、畳めないんだけれど
上で立っても大丈夫なほどしっかり仮ステップをつけてもらった!

しかも工賃を払おうとしたら
「ツーリング中ですし、どの道いつもの店舗で直すんだから
工賃は必要ないですよ~
との事。

バイクに乗り始めた当初、周りにバイク仲間がいなくて
きっと何処へ行くにも一人になるんだろうと予想して
ロードサービスの手厚いレッドバロンにしたんだが・・・
良かった、レッドバロンでバイク買って良かったわ!!

レッドバロンを後にして、
そこからは無事名古屋へ帰還。

たまには誰かに助けてもらうのもいいもんだ

ツーリングと言いつつも、
吉野に行くと歩いている時間がメインになる。

特に春の吉野は交通規制があるし、
帰省がなくても歩行者が多くてバイクでも
走れる気がしない。
まぁ場所が場所だし、致し方がないのう。

そんな中、特上ネタは‟立ちゴケ”だな。

そりゃ、出来ることなら立ちゴケなんて
しないに越したことはない。
そして何でも自分で出来るに越したことはない。

でもさ、たまにはこうゆう事があってもイイ
と思ったりもするんだよな。

コケるのがいいってわけじゃなく、
イレギュラーが発生するというのはいい
って事かな。

結局、人って通常運行では
それ以上の事は得られないからな。

それで得たものをどうとるかは
その人次第だ。

人様の迷惑にならんように生きていくというのも大事だが、
恩を受けたら何処かでそれを返していくというのも
多分大事な事なのだ。

直接、本人に返さなくても
「困った時はお互い様」
で、回していくのが大事なのだろう。

さぁ、次は岐阜だ!!

上千本のお店の犬。行きはこの場所で寝てたけれど、帰りは奥の荷物の上に乗って寝ていた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。