何故、怪異は仏前座布団に座りたがるのか? ~其の弐~

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うちの実家は‟出る家”だ。
オマケに、割と誰でも見えるポイントが、
仏間の‟仏前座布団の上”である。

過去、我が家に来て
「なんだ、この家!!」
と言った人であっても、
特にこの仏前座布団について何も言わなかったので、
‟怪異スポット”とか言いつつも、
自分や家族の思い込みなのかなぁと疑っていた事もあった。

が、意外と、普段心霊体験しない人ほど見るのかもしれないと
思い直すきっかけになったのが、
うちの嫁ちゃんの目撃談である。

金の坊主

件の‟死んでるはずの〇〇くんのお母さん目撃事件”から
20年以上経ち、弟がとうとう嫁を貰う事になった。

まぁ今の嫁で、結婚後色々あったが・・・
とりあえず実家に帰らず、絵を描きバイクをかっ飛ばす阿呆長女に代わり、
家を守ってくれているのでいい嫁である。

ある時帰省して、結婚前に弟・嫁と3人で飲んでいた。
飲みながら、私は‟あの事”を嫁ちゃんに言うべきか悩んでいた。

‟あの事”とは、勿論ここが‟出る家”という事だ!

確かに嫁ちゃんは結婚前からほぼ毎日我が家で寝起きし、
半同棲と言ってもいい状態ではあった。

が、嫁に来るとずっとそこに住むわけで、
一人でいる時に何かあって必要以上にビビられても困る。
何しろ、学生時代に来てた奴の反応が反応だったし、
その頃には私自身が「ここ住みたくないわ」って自覚してたから。
(だって落ち着かないし)

嫌じゃん、離婚理由が「家にお化けでるから!」とか言われたら・・・
家裁で裁判官、目真ん丸にすんで?

しょうがないのでやんわり忠告しようと思い至った。

私「あのさ、嫁ちゃん。実はこの家な、ちっとばっかり変なモンが出るんだが・・・
うちに嫁に来るって事は多少はそうゆうモノと折り合いをつけなあかんのだが、
そこは大丈夫そうかね?
性根が悪いもんは出んが、時々驚くくらいはあるかもしれん。
悪気はないし、あまりうるさかったら言ってくれたら黙らせるから心配はせんでいいんやけど」

嫁ちゃんキョト~ンとしている。
オブラート被せて言いすぎたか?
かと言って必要以上にビビらせては元も子もない。

嫁「変なモノ・・・・ですか?それならこの間見ましたよ

私弟「え?」

半同棲の嫁ちゃんは結婚前から毎日仕事帰りの弟にくっついて我が家に来ていた。
で、普段は早朝仕事に出る弟にくっついて出て行く。

ある時、やっぱり出ようと一階で身支度をしていて仏間の前を通った。
すると、仏壇の前に坊主が座っていたそうな。

坊主といっても黒袈裟のノーマル仕様じゃなく、
金頭巾のゴージャス坊主が座ってお経をあげていた。

我が家は毎月祖父の月命日に坊主が来るし、
嫁ちゃんはその事を知っていたので
「あぁ、今日もお坊さん来てくれたんだなぁ」
と思ったそうな。

いつもと装束が違うのは、何かこの後用事があるか、
もしくはいつもと違う人が来ていると思ったと。
(読経も聞こえて、声がいつもと違ったそうだ)

で、ものの数分身支度のためにそこから離れて、
再び戻ってくると、もう坊主の姿は消えていたという。

嫁「よく考えたら全然月命日の日じゃないし、
お母さんに聞いたら誰も来てないっていうから、
‟あ~お化けかなぁ?”って思って」

‟でもお坊さんだからまぁいいか!って思った”

とは嫁談である。
(祖父の月命日は弟の誕生日と同じ日だから、
皆間違えないんだよ・・・ちなみに弟の誕生日はホワイトデー笑)

ちなみに足音や物の配置が変わる事についても、
母が全てご先祖さんと裏のお神のせいにするので、
「ご先祖さんと裏の神様ならいいや!」
って思ってたそうである。

ちなみにこのゴージャス坊主の一件は
「私、お化けとか見た事ないから、初めて見たのがあんな立派なお坊さんで良かった!」
そうである。

言ったらどんな反応をするか色々想定はしていたものの・・・・
これは想定外だった(;・∀・)

・・・・嫁ちゃんの名誉のために言っておくが、
彼女はバーサク状態にならねば、基本真面目で普通の子である。

頭もけっして悪くない。
が、やっぱりやや変わっているし、
やや変わっている所がないと、あの家には住めないのだ、多分(;・∀・)

つーか、そのゴージャス坊主、何処から来た?
うちは代々田舎の貧乏百姓の筈だから、多分先祖に高僧とかいないぞ!
何処の坊主だよ、全く(;´Д`)

何故、怪異は仏前座布団に座りたがるのか?

うちの弟も嫁も普段は怪異の類は全く見ない質である。
まぁ弟は、長男だからなのか私と違って仏とか先祖とか、
そっちのご加護の強い奴で、だからむしろ見ない。
(うちは姉弟で神と仏で分かれていて、それでバランス取っている。
・・・で、その姉が今こんな事になっている笑)

そして私もこの〇〇くんのお母さんの件があった頃は、
神さんのかあさんにより怪異を感知出来ないようにされていた時期である。

つまり、ここに座っているモノを見るのに霊感は関係ないらしい。

多分、母も祖母も見ているのかもしれないが、
祖母はあまりしゃべらない人だったし、
母は色んな事をツッコんで考えない人だからなぁ。

んで、何でそんな事になっているかというか、
そもそもどうしてこの仏壇座布団に皆座るのかなぁ?というのを
ダンナに考察させると以下のような事らしい。


結局我が家は何だかんだで皆、割と神事仏事はマメである。
信仰心以前に「これはそうするもの」という
刷り込みが非常に強い部分があるんだろう。

先に書いた通り、毎月坊主は来る。
年に数回、神職も来る。
そんな家なので日常的な世話も欠かさない。(お供えとか)

んで、親父はともかくそれ以外の家族は比較的よく仏壇に手を合わせる。

特に母と何度か事故っている弟は、出掛ける前と帰宅時に
必ずそこへ座って手を合わせるのだ。
(特に弟は現場仕事もしてるし、尊敬するぐらい欠かさない)

そうゆう事をマメにやっている場所ってのは、
‟祈りパワー”的なものが残留するらしく、
それは怪異にとって比較的居心地がいいものらしい。

ダ「まぁ意味は違うけど、一種のパワースポットなんだよねぇ。
怪異的パワースポット、まぁ‟おやすみ処”ってわけだよ」

下手な鉄砲数うちゃなんとやら・・・じゃないが、
多分、普段見ている以上に沢山のモノがそこへ座っていて、
その数ゆえに‟たまたまチャンネルが合うモノ”が座る確立も上がり、
0感でもチャンネルが合ってしまうとクッキリハッキリ見えるらしい。


・・・納得行くような、納得いかんような(爆)

ちなみにこれは現在進行形らしく、
最近は収まってきた甥っ子の‟チビッ子霊感”もよくそこで発動していたそうだ。

物心つく前から仏間ではニコニコしたり、
逆にギャン泣きしたりして・・・・
しばらくの間、うちの母から‟お伺い”の電話がしょっちゅう掛かってきていた(;・∀・)
(子供が怪異を見てギャン泣き=悪いものとは限らないと思う。
私もそうだったけど、大きいモノ、異質なモノはそれだけで子供には恐怖対象)

ダ「まぁいいんじゃない?あんたの所、基本的にそう悪いモン来ないよ」

それは分かってるけどな。

分かっちゃいるが・・・・
家庭内に怪異のパワースポットがあるって微妙だよなぁ。

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