奇妙な話

蒼い仏のいる金峯山寺 蔵王堂

吉野山の金峯山寺蔵王堂は私にとって特別というか、
ある意味特殊な場所である。

この薄氷の如し信仰心しか持ち合わせない私が、
寺アウェーな私が、
何だかんだ理由をつけてリピートし続ける
不思議な不思議な寺である。

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精悍な狛犬が護る 吉野山 吉野神宮

吉野山には後醍醐天皇関連のものが幾つかあるが、
その中で神として祀っている所が「吉水神社」と「吉野神宮」だろう。

吉水さんは‟一目千本”の眺めで有名だが、
吉野神宮はあまり話題に上らない気がするのは何故だろう?

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最終ミッションは温泉と満月祭 ~吉野山を走る10月の奈良ツーリング~

10月25日のソロツーは、中々盛沢山な内容となっている。

吉野山から始まり、
その後大淀のライダーズカフェでバーガーを食らい、
そこから更に天理の石上神宮へ辿りついて用事を済ませたのが16時
自宅を出て、既に10時間経過(笑)

だが、実はまだこの日の予定は終了ではない。

あと二つ予定が残っている!!

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四つ辻にて

怪異怪談というのは、草木も眠る丑三つ時だったり、
隣に立つ人の顔が翳る逢魔が時に遭遇するものだと思われがちだ。

が、現実には会う時は真昼間でも会う。

非日常とは、あからさまに怪しい所にばかり出現するわけではなく、
日常にぽっかりと口を開けている・・・・事もある。

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コタローさんという狐 ~京都・名古屋・高山を駆けるお遣い子狐物語~

うちのダンナが怪異について語る時、
こう言っちゃなんだが、
怖さもありがたみもない。

けして話下手ではないし、説明も下手ではない。
ボキャブラリーが少ないわけでもない。
が、“物語る”というのが下手なのだ。

何しろ某神社に以前あったという
アメノウズメノミコトの絵の説明をさせたら
「昔のは、もっとチチ放り出した格好で・・・」
という調子なのだから。
せめて「胸をはだけたしどけない姿で」くらい言え。

今夜は、そんなダンナの嘘や誇張がないゆえに、
ありがたみに欠ける話を
ありがたみがないままにダラダラ書きたい。

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天狗舞踏

「結局、まぶた閉じても自分のまぶたの裏見てるだけですからね~」
と口にすると、大概の人に「はぁ?」という顔をされる。

「まぶたを閉じる」という行為は、
別に‟=目の機能をoffにする”というものではない。
単純に外界からの視覚情報が遮断されるだけである。

そんな閉じたまぶたの裏に出来上がる個人シアターには、
たまに面白いものが映り込む。

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まぶたの彼岸 

昔から猫が主役の怪談奇談が非常に多い。

化け猫、猫又、招き猫、
魔女の下僕になってサバトの宴で踊っていたり、
そうかと思えば、女神の車を引く。
さらに、国によっては猫顔の神までいる始末。

どうして猫には不思議な話が付きまとうのだろう。
どうして猫には不思議な話が良く似合うのだろう。

猫というのは、生きていても死んでいても
怪しく美しい生き物である。

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犬の恩返しは死ぬまで ~めぐる縁~

通常であれば、幽霊の類は‟たまたま”でなければ見えない私が、
何故か、生前長くご近所付き合いをしていた
ラブラドルレトリバーの‟彼女”
行く先々で目撃する事になった。

※そのあらましはこちらから「犬の恩返しは死ぬまで」

そして、その姿は「幽霊」と呼ぶのがためらわれるほど、
いつもこの上なく幸せそうだった。

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