猫とプレドニゾロン ~ステロイド投薬について~

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外部の血液精密検査を使っても、
結局「汎血球減少症」という
微妙な病名しかつかず
いまだにその血球減少のハッキリとした
原因が分からない我が家の巨猫。

一応、その状態での
手探り治療が開始された。

手探り治療といっても、単純に
「投薬」
である。

投薬開始2週間

プレドニゾロンを処方された巨猫だが、
薬が何であろうと相変わらず飲みっぷりがいい。

今まで猫に
点眼、点鼻、塗り薬、錠剤、シロップ、皮下点滴と
色々やってきているが、
巨猫は歴代の猫の中で
口に入れる物に関しては投薬しやすい。

そう、捕獲さえできれば。

普段やっているラクツロース(便軟化剤)もそうだが、
捕まえて口に押し込めば、涎で吐き出すという事もなく
飲んでくれるんだが・・・・

何故だろう、錠剤やシリンジを隠していても逃げる。

巨猫は元々結構な肥満体だが、
言うなれば‟動けるデブ”
パパイヤ●木も真っ青なキレのある動きで
逃げていく。

しかし、私だって伊達に20年以上猫を飼っているわけではない。

猫バカの反射神経を舐めるなよ!!(爆)

現役の野良猫も素手で捕獲してきた私の手にかかれば
お前なぞ的が大きい分造作もないわぁ!!
はっはっはっはっ~!!

こんな茶番劇をしながら、
夜な夜な巨猫の口に薬をツッコむ。

更にウェットフードに混ぜて
サプリメントも与える。

更に更に便通が悪ければ、ラクツロースを
量を調節して与える。

食事をウェットに変えたのは
最初の診察以降、
微妙ながら食欲が落ちているからだ。

体調が悪いのか、それとも通院がストレスなのか。

確かに今の6.3kgという体重は、
普通の猫で考えたら重すぎるぐらいだ。

が、コイツは保護した時点(外見・細マッチョ)で、
確か5kgを超える大猫だった。

以前の8kgは重すぎると思うが、
コイツの場合6~7kgを維持するのがいいのかもしれない。

食欲対策 スペシフィック療法食 F/C-IN-W 犬猫用高栄養

どうせウェットに混ぜるのなら・・・と、
食欲と体重落ち気味の対策として
「スペシフィック療法食 F/C-IN-W 犬猫用高栄養」
をひと箱用意した。

7個入りはこうゆう箱に入っています

高栄養食は他にも色々あるんだが、
スペシフィックは前に違うものを与えて
結構食いつきが良かったので
巨猫にはこちらを使ってみることに。

中身はほぼペースト。

全くドライフードを食べないのなら全食これにしてもいいが、
一応まだドライも食べるし、
あまり爆発的に太られても困るので
これを4等分して朝晩の食事に混ぜる。

思った通り、食いつきは上々。
便秘、結石対策として
少々水で伸ばしても完食するので
かなりのお気に入りのようだ。

投薬開始からの変化

10月8日から投薬を開始したわけだが、
その流れを1週間ごとに区切って説明していきたい。

投薬1週間目

始めの2~3日は、特に大きな変化は見られなかった。
ステロイド系はとにかく副作用について
大きく取り上げられることが多いが、
大体の場合、長期使用で色々と問題が起こる事が主で
いきなり何かあるわけではないようだ。

ちなみに長老が急性肝炎で2軒目に入院した時、
1か月近くほぼ毎日ステロイド系の点滴で治療していたはずだが、
その後特に副作用的なものは見られなかった。

幾ら最後の砦ステロイドとか、最終兵器ステロイドであっても
効果が出るまでには1か月はかかるだろう・・・なんて思っていたんだが、
なんと4日目くらいから動きにキレが戻ってきた。

そして、投薬前まで変な所で座り込んでいたのに
1週間後には座り込む頻度がかなり少なくなった。

投薬2週間目

更に2週間を過ぎる頃には、
何故か歩き方が正常に戻っていた。

あれ?
あの後ろ足に力が入らないべた足風の歩き方って
まさか、
関節炎が痛いんじゃなくて
貧血が原因だったの?
貧血でフラフラしてたから
歩き方が変だったり、
おかしなところでヘバって座っていたのか?

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

まぁこればっかりは仕方がない。
だって、まさか骨髄のほうだとは
思いもしなかったもんなぁ。

投薬3週間目

投薬から2週間~3週間目に差し掛かる頃、
妙に尿量が増えた。

そして食欲も増加気味である。

しかし便通はいいようで、毎日ではないものの
少ない量のラクツロースでいい状態の便をするようになった。

これらについてステロイドの副作用と考えても
間違いはないとは思う。

が、勿論それだけとも言い切れない。

結局サプリを与えるためにウェットを与えることで
必然的に飲水量は増えている。

飲水量が増えれば当然、排尿量も増えるのだ。
そして食欲旺盛なのは、コイツのデフォルトである。

そこを確認するために、
2~3日、スペシフィックなどのウェットを与えるのを
止めてみると、尿量はさほど多くない。

どうやら食い物のせいらしい。

そして毛艶などについてだが、
一時期かなりフケフケな感じになっていたのが
最近艶が戻ってきた。

とりあえず、投薬3週間程度では、一般的に言われている
ステロイドの副作用などは見られない。

強いて言えば、妙に便通が良くなったと思うのだが、
元々関節炎と巨大結腸などで便秘気味だったので
仮にこれが薬の副作用(下痢)でも
私としては更に便秘が酷くなるよりマシというか、
むしろそこはウェルカムだ。

1か月後に血液検査か?

恐らくこのまま投薬を続け、
開始から1か月かそこらで再度血液検査をすると思う。

またその結果はこちらで共有していきたい。

ステロイドとどう付き合っていくか

プレドニゾロン。我が家はこれを1日1回2錠

猫に限らず「薬害」的な話は
数年前から一部の人の間で信仰されている。

そりゃ、確かに薬は飲まずに済むなら
それに越したことはない。

が、どんなに健康に気を付けていても
病気になる時はなるし、
加齢から来るものは避けられない。

それが我慢できる程度のものならいざ知らず、
命に係わるかもしれない場合は
私は遠慮なく薬を使うのがいいと思う。

本当、個体差って物凄く大きいんだよ。

同じ環境で同じものを食わせて飼っていても
長老や初代のように
大きな病気をする事なく20年近く生きる猫もいるし、
エリンギのように突然死する事もある。

ちなみにエリンギは初代や長老の倍は食っていたが
ちっとも太らなかったしな。

薬の中でも特にステロイドは、
どうも副作用の話ばかりが
一人歩きしている気がする。

いや、ステロイドに限らず
誰か少しでも影響力のある人間が
マイナス面について語ると
そこだけがクローズアップされてしまう
気がする。

しかし、私としては適量であれば
問題ないと思っているし、
実際、過去にステロイドの投薬で
長老が助かっている。

うちの長老が急性肝炎になった時、
2軒目の病院で1か月近くステロイドの点滴をした。

だが、その後何か副作用が出たか?といえば出ず、
まぁまぁ健康で10年以上過ごしたわけだ。

逆をいえばステロイドがなかったら
長老はあの時助からなかっただろう。

どんなモノでも万能はない。
あるのは適量か適切かという事だけだと思う。

ステロイドとて万能薬ではない。
だが、悪でもない。

ステロイドに恐怖を感じる人は
ちょっとこちらの記事を読んでみて頂きたい。
私も色々な獣医師の意見を読んでみたが、
その中でもかなり妥当な話をされているのが
このサイトの獣医師だと思う。

袋井動物病院「ステロイド剤」
https://www.fukuroi-ah.com/diary/former_director/37/

ステロイドの副作用については
色々な話があり、あちこちで本当によく注意喚起として
書かれているのであえてうちでは書かないが、
中でも「多飲多尿・食欲亢進」「下痢」については、
うちはむしろ少し多めに水を飲み、
おしっこジャージャーして
ウンコモリモリしてもらわな困るので、
困らないんだけれどね。

本当、最近全然便秘しないんだよ。
確かにプレドニゾロンの分の薬代が増えたけど、
代りにラクツロースの使用頻度が落ちているから、
月の薬代はプラマイゼロで済んでいる。

貧血も困るが、便秘で病院に駆け込んで
浣腸したり、肛門に指ツッコまれて掻きだされるのも
見ていて気の毒な部分があるからなぁ。

別にプレドニゾロンに限らず
ラクツロースも難しいよ。

いつもと同じ調子であげたら
下痢ピーになって、
寝ながら下痢便垂れてる事もあるし・・・

プレドニゾロンについては、
次の検査でいい結果が得られれば
一旦投薬をやめるか、
あるいは量が少なくなるなどもあるだろう。

確かに長い目で見れば・・・・という話もあるが、
今を乗り越えさせねば、
長期への第一歩になる明日がない。

これからも巨猫の様子を見つつ
ゆるゆると行こうと思う。

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