歴史に出てくるモノを夢に見る

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夢の話ほどつまらないものはない。
とはいうものの、
私は人から見た夢の話を聞くのが大好きだ。

さて、今日も良夢とはいかないが、
少し不思議な夢の話をしようじゃないか。

夢の内容と史実が一致する

私は幼少の頃から様々な夢を見ているが、
中には子供が絶対知らないはずの事を夢に見ていた。

子供が絶対知らない事とは、
遠い異国の、しかもかなり昔の場面などだ。

もちろん、最初に見た時には
そこが何処でいつの時代でというのは分からない。

それを知るのは学校に通い始め
歴史を学ぶようになってから知る。

遠征の夢

これは恐怖こそなかったが、
見終わった後に何とも言えない気持ちに
なった夢だ。

この夢でも私は自分とは全く違う人間になっていて、
夢の中では、それにすら気付いていなかった。

そして夢は、
いつもどこかの道を歩いている所から始まる。

‟道”といっても現代のような
アスファルト舗装された道ではない。
土が剥き出しのデコボコとした地面が
いつも足元にある。

恐らく、初めは草などが生えていたものが、
長い間、人が歩き続ける事で
なんとなく道の姿になっただけの道。

そして周囲は程々に開けていて、
遠くに森があり、山がある。

もっと分かりやすく言えば、
‟RPGのフィールドっぽい風景”

ただ、ドラクエと違うのは、
私の周りの人数だ。

数えきれないほどの人、そして馬。
さらに荷馬車。

一体何人いるのかは知らないが、
大人数で移動しているらしい。

移動しているのだから何か目的があるんだろうが、
夢の中で私はそんな事は考えてない。
ただ
「いつまで歩く事になるのか?」
なんていう事だけを考えている。

この集団の夢は微妙にシーン違いで、
何パターンか見たのだが、
大体、いつもこのように歩いている。

時には仲間と談笑しながら、
時には腹を空かせながら。

そして一番印象に残っているのは
黄昏の中をやはり列をなして進む夢だ。

金色の風景の中を皆押し黙って黙々と歩いていた。
誰も喋らない代わりに、
歩を進める度にチャラチャラチャラっと
妙に耳につく金属音だけがする。

周りを包むのは酷い憔悴感で、
人だけではなく馬まで疲弊している。

皆、口には出さないが多分こう思っていた。

「早く故郷に戻りたい」

夕闇の迫る道をただそれだけを考えて歩き、
歩いている間に目が覚める。

そうして目覚めると、なんだか自分は
何処か遥か遠くへ行って来たような
変な気分がした。

実際、夢の中で見た風景は、
日常では一度も見た事がないものだ。

夢は幼稚園に入る前から見ていたが、
確かに私は、その頃から祖母に連れられ、
東京の叔母の元へよく行っていた。

東京では、当然の事ながら夢のような風景はない。
今も国内であのような風景がある場所があるとすれば、
北海道くらいかと思う。
が、その頃私が北海道へ行ったという話は聞かない。
(私が某動物王国に憧れて北海道へ行きたがるのは、
もう少し後になってからだ)

あの風景を簡単に表現すると、とりあえず日本のスケールではない。
明らかに異国スケールの風景だ。

その見慣れない風景は、何処か寂しくもあったが
心惹かれる部分もある。

私がやたら地平線の見える風景が好きなのは
かつて見たこの夢をいまだに
追っている所があるのかもしれない。

 

こんななんとも頼りない内容の夢だが、
一つ、夢の謎を解く鍵のように現れていたものがある。

夢の行列の前を見ると、たまにがひらめいている事があった。
そしてその旗には紋章があり、
その紋章を身にまとっている者も行列の中で見る事があった。
(この夢では自分で自分の姿を見ていないので、
自分がどうゆう恰好をしていたかは全く覚えがない)

これもまた現実の世界では、全く馴染みのない
十字の紋章だ。

・・・察しの良い人は分かるだろうが、
これはどうやら
‟十字軍遠征の夢”
らしい。

もちろん、これも最初は意味がわからなかったが、
やはりある時、歴史の本で十字軍遠征の図を見て
「あ~これ、あの夢だ」
と思って納得した。

特に高校では世界史を取っていて、
授業で再度十字軍の話を聞く事になったんだが、
私はあの焦燥感に満ちた黄昏の道を行く夢の印象が強く
「果たして本当にそんなご立派なものだったんだろうかね?」
と思ったのを今でも覚えている。

んで、実際そんなに立派なモノでもなかったと知るのは、
また更に数年後である。

※うちの世界史の先生は古谷徹に声がそっくりで、
あの声で十字軍の説明をされた(笑)

決闘の夢

もう一つの夢もそこまで恐怖心はないものの、
結局最終的に自分が死んでる夢。

この夢も街中ではなく、少し郊外というか
周りに木ばかりがあるような所で、
最初から、私は誰かと戦っていた。

なぜ戦っているのか?とか、
勝ったらどうなるか?とか、
そんな悠長な事を考える暇もなく戦っていた。

何しろ‟切り合い”なので、
余計な事を考えてたら死ぬ。

なので、ハッキリ言って、
ある程度の年齢になるまでは

戦っては見たものの、
結局負けて腹を突かれて死にました。

というのが、この夢の印象だった。

ある程度年齢が上がり、
・・・いや年齢以上に
このような変な夢に慣れた頃になり
やっとこの夢の中で繰り広げる光景は

‟全く自分の知らない技術を使ったもの”

だと気が付いた。

まず剣捌き
別に私は剣術とか剣の扱いについて詳しいわけじゃ
ないけれど、
明らかに日本刀というか、剣道とは
違う剣の使い方なんだよ。

当時は知らなかったが、今例えるなら
フェンシングに近い動きっていうのかな?
あんな感じなんだよね。

そして、どうしてそうなるか?っていうと
剣が違うんだ。

自分も相手も細身の剣を使っている。

この夢のこの剣が何かは、分かるまで相当時間がかかった。

何しろシチュエーション的に
明らかに個人同士の決闘だから。

学生が読む歴史の本にはそんな話取り上げられてないから。

んで、ある時作画資料として
‟中世の武器”
みたいな本を見てて
「あ、これだ!!」
と思ったのが
‟レイピア”
という剣。

RPGをする人は、絶対自分のキャラに
一度は装備させているアレである。

夢で見た日本の剣道や時代劇のチャンバラシーンとは
全く違う動きは、
このレイピアの特性を生かす動き(突き)だったのだ。

夢の不思議

ここの所、立て続けに古い夢の話をし、
その度言っているが、
私は、これらが必ずしも「自分の前世」とは思っていない。

何しろ、一応生まれた時からテレビのある時代に
生まれているので、
知らない間にテレビで見た可能性は捨てきれない。

そもそも前世の価値が私にはない。

仮に私の前世がクレオパトラだとしても、
現実問題として私の鼻は低いし、傾国の美女ではない。
そして職業も女王ではなく、絵描きである。

例え、前世が女王でも貴族でも
遍歴の騎士でも
殺人犯でも
乞食でも
巫女でも

・・・・とりあえず今と全く繋がりがないと
個人的に思っている。

たまに「前世が〇〇だったので~」
と持ち出してくる人がいるのだが、
それは何かを出来ない、やらない理由として
一番馬鹿馬鹿しい理由だ。

まぁそうすると、何故このような夢を見たのか
全く理由が見つけられない事になるんだけれど。

子供の頃の私は刑事もののドラマ
時代劇
ドラえもんが大好きで、
その中に見た夢に似たモノが出てくるとは思えない。
(ってか、西部警察凄く見てたはずだから、
テレビの影響だったら絶対2回に1回は爆発しないとおかしい)

自分でチャンバラごっこやケンカをする時は
やっぱり時代劇の殺陣(たて)が
ベースだったと思うしな。

決闘シーンで記憶に残る剣技は、
確かに現代のフェンシングに
似ていると言えば似ているが、
剣はあんなに曲がらなかったと思う。
で、実際レイピアも曲がらないらしい。
(そして、見た目より重い)

十字軍については・・・勘違いをしている人が多いが、
別に参加しているのが全員立派な騎士かといえば
実際そうではなかったらしいので、
あの遠征にいるから騎士かといえばそうでもない。

(日本の戦国時代だって、別に戦っていたのは
名だたる武将ばかりじゃないじゃない)

実は意外と自由な国に生まれて

結局出所が分からないものの・・・・
いつもこれらの夢について考えた後に思うのは

「現代日本に生まれて良かった」

この一言に尽きる。

とりあえず生贄にされないし、
ギロチンにかけられないし、
決闘しなくていいし、
いつ終わるとも分からない旅をしなくてもいい。

そりゃ色々不満も不便もあり100%満足ではない。
満足ではないが、人は100%満たされると、
今度はそこに‟退屈”という不満を生み出す生き物だ。

少し不満や不足があり、
自分の行動次第でその量を減らすこともできる
可能性がある。

それで十分じゃないか。
今はそうゆう選択肢多き時代だ。
現状が不満なら、新たに選択すればいい。

でもそうした先でもまた不満や選択肢は必ずあり、
100%は無理だし、
万が一100%になったら
あとは死ぬしかやる事がないと思う。

 

いや、結構日本ってフリーダムな国だよ。
うちのブログ特性上、先に宗教持ってきちゃうけれど、
日本は基本「宗教選択の自由」がかなり大きい。

宗教の自由って、表現とか思想に結構影響があるんだよな。

あの神ゲー「女神転生シリーズも」
日本だから普通に発売出来たわけだし。
(国を間違えたら、今頃ア〇ラスは焼き討ちされてる)

「好きで会社員になったわけじゃない」
「好きで結婚したわけじゃない」

この様に言う人は非常に多い。

でもさ、仮に違う選択をしても
別に死ななかったよね?
精々怒られたりハブられるだけじゃね?

嫌になったら、会社休んでみろ。
それでも次の日、世界は滅びないし、
罰として百叩きにはされない。
精々お小言言われるだけだ。

結婚だって、嫌なら離婚しろ。
好きで結婚したわけじゃないなら、
子供にも愛着ないだろ?
親権相手にあげれば?

きっと誰かが何かを言うだろうけれど、
それを聞きたくなければ、
全てをリセットして裸一貫やればいいじゃん。

今度こそ自分の力で一から全部。
そしたらあなたは自由だ。

日本はね、法に触れる事さえしなきゃ
自由なんだよ。

不自由なのは人の頭の中だ。

これらの夢から得られた教訓は、
多分そんな所だ。

私は犬と猫と慌ただしくも
のんびりと春を待てるこの国が好きだ。

何の変哲もない、
退屈なほど平穏で尊い日々。

彼らが私の前世だとすると、
やっと今、それが手に入ったという事だ。

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