保険は一体何のためにある? ~0:10物損事故に遭遇した~

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主婦ライダーに相応しく

スーパーの駐車場で
プ●ウスミサイルに
撃墜される!!

という目にあったバイクBBA。

幸いにもバイクが倒されただけで怪我人なし。
加害者も名乗り出た上に誠意的であり、
普通に円満スピード解決するものと
思っていた。

が、どっこい、世の中そんなに甘くねぇ!!

相手もこっちも同じ保険会社って事もある

不幸中の幸いで、加害者は中々良心的な人だったんだが、
相手の保険会社を聞いて驚いたというか、
「へ~、そうゆう事もあるんだ」
と思ったのは、
相手と自分の保険会社が被っていた事。

あいおいニッセイ同和損保という会社

レッドバロンでバイクを買うと
もれなく「あいおいニッセイ同和損保」に入る事になる。
そんな訳で、私もその‟もれなく”に入っていて
中型に乗り出してからはずっと「あいおい」だ。

つまり、今回双方が同じ「あいおい」なのである。

もう5年以上契約しているとはいえ、損保なんぞ
基本用事があるのは事故の時くらいなので、
今まで一度も自分から連絡したことはない。

だから、一体どうゆう対応をするのかは全く知らなかった。

とりあえず今回は私が完全に被害者の
‟完全過失0”の事故なので
私のほうでやることはないはずだ。

それでも念のために会社に連絡を入れ、
更に相手の保険担当者からの連絡を待つ。

最初に連絡があったのは2日後の月曜の午前。

これは事故が土曜の夕方近くだったので、
別に特別遅くもないと思う。

で、この担当者・・・仮にHさんという女性なんだが、
ぶっちゃけて言ってしまうと
最初と途中からの態度が全然違う。

最初の電話ではまぁ丁寧に対応してくれて
一旦こちらも安心した。

んで、事故車両の確認があるので
バイク屋に車両を入れてくれという。

ただ、入れるのはいいけれど、
そうすると足がなくて困るので
「代車を出してくれるならいいよ」
って条件で入庫したわけ。

まぁこの時もHさんは、既にレッドバロンと
話がついている風だったのに
実際バロンに電話すると
全然話が通っていなかった。

※で、結局バロン側がHさんに連絡して
代車は借りられる事になった。

ちなみにこうゆう場合のバロンさんは
1日3000円でレンタル
という事になっている。
勿論、そのレンタル代は相手(あいおい)持ちである。

水曜の午前にバイクを代車と交換して、
次に連絡があったのが翌週の月曜。

で、ここからが態度が豹変というか
私が怒りまくる事になる。

経済的物損問題

電話では早く入庫してくれ風だったので、
私はてっきり週末までに連絡が来ると思っていたのに
連絡が来たのは次の月曜日。

結局、やっぱり全損になった。

たかがバイクを倒されただけで、全損?
と疑問に思う人もいるかもしれないので説明すると、
一口に全損と言っても

  • 物理的全損
  • 経済的全損

の2種類に分かれる。

前者は物理的に車両が壊れて修理不可能な場合。
後者は、その車両の時価額が修理費用より下回る場合を言う。

バロンの出した修理見積は約69万円なんだが、
保険屋曰く、時価額は51万なので全損だという。

つまり、修理には69万掛かるけれど、
お金は51万しか出さないよって事。

え?じゃあその差額は?

私「じゃあ差額はどうするの?」
H「ご自分でお出し頂くしかないですね」

↑こんな調子の物言いが、物凄くカチンときた。

理屈は分かるんだわ。
ただね、言い方ってあるよね。
ましてや、今回は完全に0:10
しかも、こっちが違反になるような場所に停めていたなら
まだ分かるけれど、普通に駐車スペースに停めてたじゃない。

私自身もそうだけれど、
保険ってさ、万が一のために入ってるんだよね?
万が一自分が加害者になった時、
相手に迷惑かけないように入っているんだよね?

査定額という理屈もシステムも分かるが
こちらだって過度の修理は求めてないんだよ。
ただ、事故で破損した所を直してくれって言ってんの。
別に自分でつけた傷とか、新車にしろとか
言ってるわけじゃないんだよ。

加害者の人は「保険でちゃんと直す」って言ったよ。
だから私も必要以上にギャイギャイ言わず
「まぁそうゆう時もあるよね」
で済ませてんだよ。

オマケに
「代車のレンタル代は本日から2週間までしか出せない」
という。

どうもこの2週間というのも一般的な期間らしいんだが、
私も今回それを聞いて「何が基準?」って思った。

仮に買い替えるとなった場合、
普通に生活(お勤め)していたら、現在の流れ的に大体の人は
週休二日だと思う。
普通に考えたら8~17時の8時間勤務だろうが、
そんなホワイト企業に勤めてる奴、この国に何人いるんだよ?

と考えると、2週間の間に自由になる時間は4日しかない。
その間に新しい車両を探せと?
ましてや車とバイクの中古の流通は違うわけで、
その4日で回った店に同じ車種の同じような状態のバイクが
あるかは分からない。

そして、時価額っていうんだったら
その金額で同じ程度のバイク買えるの?

って話なんだよね。

・・・・無理だろう(;・∀・)

私「一体、何処の資料を参考にその金額出してんの?」
H「うちの社内資料で」

私「って事は、あくまで‟あいおい”さん内部での査定額なんでしょ?
一般じゃないよね?
じゃあその査定額は何を基準にしてんの?」

当然、答えられない。
まぁ物損にいる人間って、大体は入ったばっかりの
ペーペーらしいので、あまり詳しい事は分からず
マニュアルで喋っているんだと思う。

でもさ、私が一番腹立たしいと思ったのは
謝罪らしい謝罪が一言もない所なんだよな。

ここはやっぱり交渉事なわけで、
こちらの意に沿えないなら
申し訳ありませんの一言は欲しい。
ここは人情なんだよ。

つーか、この人と喋っていても埒が明かない。
ってなわけで、次に相談に行ったのが
レッドバロンと弁護士である。

敏腕店長と弁護士特約

電話から翌々日の水曜日。
バイクを預けているバロンへ。

で、店長に「こうでこうでこうなっているんですよ~」
という話をすると、すぐにWの時価額を調べてくれた。

店「やぁ、51万はないよ。
最低でも60万近くまでいくはずだよ」

だよね?私もずっとgooバイクとか見てたけれど
大体同じような年式とか距離数だとそのくらいなんだけど。

そんな訳で早速、相手の担当者に
その時価査定の資料を作って送ってくれた。
(しかもその日のうちに。仕事が早すぎる!!)

更にそれと同時にある人から弁護士を紹介してもらったので、
「これ以上揉めるようなら相談させて頂きます」
と連絡。

そう、損保のメニューの中には
「弁護士特約」
というものがあるのだ。

弁護士特約

弁護士特約、略して「弁特」とは、
事故で揉めて弁護士が必要になった場合
その費用を保険会社が持ってくれるというものだ。

つーか、今回私側の保険で使えるものがあるとしたら
これしかない。

※上限はあり。あいおいは1事故300万円までで、
相談料などもここから支払う事が出来る。

弁特のメリットを簡単にまとめるとこんな感じ。

  1. 賠償額にかかわりなく利用できる。
  2. 裁判をせず示談だけを依頼する場合も利用できる。
  3. 依頼する弁護士は自分で決められる。
  4. 弁特を使っても保険と等級は下がらない

私は幸い、バロン店長が示談交渉に少し入ってくれることになったが、
本当、この保険会社との交渉は疲れる。

当たり前だ、誰だってそんなに暇じゃない。
確かにバイクも車も自分の財産だが、
それにばかりかまけていられないのが人間だ。

そんな時、弁特がついていたら
弁護士に丸投げ出来るんだよ。

弁特はつけたから月々の保険料がバカ高くなるものでもないので、
つけたほうが得だと思う。
そして付けたからには使わないと損である。

蕎麦屋の出前じゃねぇんだから

その週も延々と連絡を待っていたんだが、
全く保険屋から音沙汰がない。

いやさ、そうゆう査定資料もらったら
届いて再査定しますとか
なんか連絡するのが普通な気がする。

ましてや代車レンタル代金については、
保険会社が勝手に提示した期限なのだから
期限を切った以上はちゃんと動いているという
所を見せてもらわないと。

で、また週明けの月曜。
待てども待てども連絡がない。

今まで9時の営業開始と共に電話してきたのに。
なんで今回は10時になっても11時になっても
連絡がないのだろう。

勿論、私の仕事ばかりしていないんだろうが、
幾らなんでも音沙汰なさすぎるだろう。

仕方がないので昼頃に電話をすると
H「今からバロンの店長さんに連絡をする所でした」

・・・・なんだそれは?
ちょっとな、その言い草、
蕎麦屋の「今出ました」の香りがするんだが。

で、結局金額どうなったの?って聞くと
H「変わりません」という。

なんかさ、お前本当に資料見て言ってんのか?って
雰囲気なんだよ。
言い方がさ、とってつけたみたいなんだよ。

たかが電話の声と思うかもしれんが、
実は私、昔相当コールセンターにいたので
結構分かるんだよ。

そして間を置いたのちにバロン店長に連絡すると

店「あ、さっき電話来てね。まず最初に
‟柴猫さんから連絡ありました?”って聞かれた」

って笑ってたから、私が感じた事はあながち勘違いでもない風だ。

バロン店長は更に交渉してくれると言ったが、
この電話のやり取りで保険会社に対して
本当に堪忍袋の緒が切れてしまった。

弁護士の元へ

店長との電話を切った後、先に話を通していた弁護士さんへ
即電話を入れてアポを取り、
翌日早速相談に。

なんというか、やるだけやって、
どうしても金額が上がらないとかなら
まだ分かるが、
Hさんの対応を聞いていると
全くもってそうゆうものが感じられない。

オマケに
「いやそっちが頭すら下げる気がないなら、
私もあいおいなのは承知だろうから、弁特使って弁護士使うわ」
と伝えたら、「やれるもんならやってみろ」くらいな感じだったんだ。

お~い、あいおい。
私もお前の所の契約者なんだけれどな。
弁護士に金払うんと私に金払うのどっちが
いいんじゃ!

というのが正直な心境だ。
そして弁護士も同じような事をのたまっていた(笑)

で、訪れた弁護士事務所で、先に話していた概要も含めて
再度話をしたんだけれど、
やっぱり裁判沙汰になると時間がかかるため
バロン店長の最交渉が失敗したら
実際動きましょうという話に。

いよいよ佳境だよ!結局どうなる?修理代!!

2回記事で終わるかと思ったが、
色々書いていたら又長くなった。

まぁ結果的に言えば、私はバイクを買い替える事になったんだが、
その理由はやはりフレームのゆがみである。

修理できない事はないんだが、
仮に直せたとしてもその分強度が下がる。

その場合、例えば今度この間のように立ちごけした場合
フレームが完全に折れる恐れもでてくるそうだ。

店「長く同じバイクに乗りたかったら
買い替えたほうが妥当です」

というのが、バロン店長の主張。

で、まぁそう勧めたからには
「柴猫さんの気に入るバイク、探しておきます」
と、言い切った。
で、実際その通りのモノを出してきた。

まぁここに店長の商魂が含まれていたとしても
私としてはそこは店長への報酬としていいんじゃないかと思う。

だって、事故の示談交渉って本来バイク屋の仕事じゃないじゃん!!

実際に骨を折ってくれたのだから、
その辺は私は構わないんだ。

それより問題は、今回のようなケースでは
自分の保険がクソの役にも立たんという事だ。

どうもこれはあいおいに限った話ではなく
保険業界全体の話のようなんだが、

過失が1でもある場合は、
自分の保険会社が代理で示談交渉をしてくれる
「示談交渉代行サービス」
というのがある。

しかし過失0の場合、こちらからは一切支払い義務は発生しない。
そのような場合は、保険会社が示談交渉に入れないのである。
(一応、その穴を埋める形であるのが弁特というサービス)

「0:10事故の被害者側は損しかない」
と言われるのは、ここもあるのだと思う。

実際、加害者側は保険会社に丸投げ出来るが、
こちらは出来ないので
バイクが代車になる事を含めて
全部自分で動かなければならない。

いや、本当に思ったよ。

私、一体何のために
毎月あいおいさんにお金払ってるの?

ましてや、今回は相手もあいおい、こちらもあいおい。

加害者も客だろうが、
こちらも客である。

別に金を払っているから何でもやってくれという
無茶ぶりをいうつもりはない。

でもさ、最後の弁護士の所でも言ったけれど、
どっちに金払うのマシなん?
なんだよね。

多分、裁判沙汰になって上乗せされた額と
それと別に弁護士費用払う事を考えたら
あと9万払うほうが得じゃない?
って思うんだけれど。

で、決着がつくまで
私はさらにもう一つ話を持って行った所がある。

それが次回の話だ。

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