これが噂の‟股火鉢”・・・W800はやっぱり漢のKawasaki

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中免時代の愛車Honda CB400SSから、免許取得により
KawasakiのW800、通称‟ダボハチ”もしくは‟ダブハチ”に
乗り換え、ぼちぼち半月。

納車の時はまだ梅雨が明けきっていなかったが、
ここ数日の名古屋は八熱地獄もかくや・・・という有様だ。

そんな中、また奈良まで行く計画を立てた前日に
W800唯一のウィークポイントにより、衝撃の体験をする羽目になった。

乗るものの忍耐が試される!股火鉢W800の脅威

三連休初日。
友人が市内の、しかも私の顧客でブロ友である方のお店でイベントをする
という事で顔を出すことにした。

ただでさえ暑い日である。
それをヒートアイランドもいい加減にしろ!という市内を走る。

熱い。とにかく熱い。

暑いを熱いと言いたくなるほど、名古屋の夏は熱い。
それが中心部なら尚更である。

とはいえ、熱いのは名古屋なら当然で、上からも下からも焙られるのは、
バイクだったら尚更当然。
バイクに乗り始めてからは、毎年この上下左右に加え、
エンジンの発する熱に耐えながら走っていた。

いや、いいんだ、汗だくになる位でいいんだ。
体温が低いせいなのか、じんわり汗をかいてもダバダバと汗をかかない私は、
バイクに乗るまで体温調節が中々上手く出来ず、
夏には大体酷い夏バテをしていた。

それが、バイクで毎年汗ダクダクになるようになってからは、
そこまでの酷い夏バテはしなくなった。

人はやはり、時にはダバダバと汗をかかないと駄目なんだ。

だから、市内で熱風の中を走ろうと、信号待ちで汗だくになろうと、
「これもバイクのため。健康のため」
と我慢していた。

まさか・・・あんな事になろうとは・・・

ライダーにニーグリップを拒否させる灼熱のベベルギアカバー

W800所有者のカスタマーレビューを見ると、
必ずデメリットとして挙げられているものがある。

それは「熱」だ。

いや、確かにバイクは熱いのが当たり前だ。
暑くて熱い。
特にダボハチのようなカウルなど全くないタイプのバイクは、
エンジンからエキパイまで何もかも剥き出しだ。
私もうっかりエキパイやマフラーに触って火傷した事が数回ある。

それがバイクなら当たり前だが、ダボハチに跨ったものは誰もが
「嘘ぉぉぉ~!こんな所が熱いなんて!!」
と必ず叫ぶ部位がある。

それは、タンクの下の‟ベベルギアカバー”

バイクは基本‟ニーグリップ”と呼ばれる、
両足の膝を中心に内股でタンクを挟む乗車姿勢で乗る。

勿論、常にガッチリグリップはしないし、
バイクでもアメリカンはあまりニーグリップしないどころか、
足を広げて乗るらしい。(多分)

ただ、少なくともこの手のバイクはニーグリップが基本だと思うし、
私はニーグリップしたい人だ。乗りやすいからな。

ダボハチは写真を見てもらえば分かるように、
タンクに‟ニーグリップカバー”というものがある。
(タンク後方の黒いパッド)

さて、ここに膝が来るようにバイクに跨り、
タンクを内股で挟むとどうなるか?

その下にあるベベルギアカバーがふくらはぎの内側に
さり気なく当たるのだ。

そのベベルギアカバーが高温になるとどうなるか?

熱くてニーグリップ出来ない!!(笑)

これが正しいバイク乗りだと言うがごとく、
ニーグリップをするものの、心の中では
「熱っ!熱っ!焼ける!足が焼ける!!」
と叫びながらニーグリップするのである。
(実際、低温火傷する人が結構いるらしい)

よく峠で峠を攻めたいバイクが膝をパタパタしながら、
前の車などを煽るという話を聞くが、
ダボハチ乗りだけは膝をパタパタしていたら、それは煽っているのではない。
足が熱くて焼けそうなだけだ。

ちなみに対策としては‟皮パン”を履くのが一番らしいが・・・
なんだそれは。
漢Kawasakiは皮パン以外でバイクに乗るのを認めないという事か?

取り回しもいい、姿も美しい、操作性もいい。
正直、文句の言いどころに困るほどのダボハチの
唯一の致命的欠点はこのベベルギアカバーの熱である。

※ベベルギアというものは、構造上必ず高熱にならしい。
そして生産コストが高いため、今でもバイクパーツとして使っているのは、
どうやらKawasakiのWシリーズのみのようだ。
確かにカバーを外すと見えるベベルギアは美しいんだけどなぁ。
ちなみに、アメリカンの人達が使う足に装着するタイプのヒートガードが
売っているので購入予定。

サイドカバーが熱くて信号待ちが我慢大会

とまぁ、こうゆう具合にベベルギアカバーの熱に耐えて乗るのが
ダボハチだというのは、実は納車当日から分かっていた。

快速の時はいいが、渋滞にハマった時に既に経験済みだったからだ。
が、この日は更なる問題が待ち受けていた。

サイドカバーが熱い。

サイドカバーとは「800」の文字が入っているシート前方の部分の事だ。
走っている時はいいが、信号待ちなどで止まって足を降ろすと
必然的に内もも裏がサイドカバーに当たる。

このサイドカバーも結構熱い。
5秒位なら気にならないかもしれないが、1分も同じ場所が接触していると、
「熱っっ!!」となるほどには熱い。

この部位の熱については、まだ語る人を見た事がないため、
ダボハチの仕様なのか、それとも灼熱の名古屋仕様なのかは分からない。
が、渋滞の多い名古屋市内では地味にクるものがある。

クランクケースの熱による悲劇

市内を30分ほど走り、目的地傍の駐車場について足元を見た時、
私は自分の目を疑った。

ライディングブーツの底が取れそうになってる!

確かにうちのブーツはかなり痛んできていた。
左足に至っては、卒検前日に底が少し剥がれそうになっていて、
接着剤で引っ付けたという経緯もある。
(だって、試験は履きなれたモノがいいじゃん)

一応、それで持ってはいたのが、急にこの有様だ。

しかも今まで底に関してはまだ持ちそうだった右足までもが、
なんか取れてきている。

これってさ・・・絶対クランクケースの熱だよね?

バイクのステップの横には‟クランクケース”と呼ばれるものがある。
確かにこれについても‟熱で靴の汚れ(塗料)がついて取れない”
という話は幾つか目にした。

が、まさか接着剤溶けるなんて!!
しかも接着剤を使用していないほうまで剥がれてくるなんて!!

まかりなりにもライディングブーツなのに!!
クランクケースの熱に負けるなんて!!

確かに同じ製品の新品なら大丈夫だったかもしれないが、
次も同じものを買おうと思っていたので、
ちょっと要検討となった。

(それでも普通の温度のバイクに乗るには十分なシロモノなので、
チビッ子ライダーさんにはお勧めしますけれどね。重いけど、
防水だし製品としては悪くはないのだ)

靴の底がパコパコになり、大ピンチ!!

とりあえず友人と談笑しながら数時間過ごし、帰り道。
翌日はツーリングなので、流石にこの靴では・・・と検討しつつ
走っていた。

で、ツーリング中に会う人にお土産を買うために、
某ショッピングモールの駐車場まで行ったのはいい。

降りて歩こうとした瞬間・・・・パコッ。

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

嘘だろ?左足の底、半分取れてる!!

・・・・これ、完全に取れたらバイク乗れんやん(;・∀・)

そのまま店には入らず、すり足でバイクへ戻る。
そしてパコパコのブーツでワークマンへ急行。

もう踵から土踏まずくらいまでパコパコなので、
シフトチェンジしにくい、
ステップへの上げ下ろしはドキドキ。

そしてそんな時に限って、道は渋滞。
更なる熱が私とブーツを襲う!!

今までバイクに乗っていて、
ここまでの危機感を覚えた事があっただろうか?
いや、ないっっ!!(爆)

ヒールの踵がコールタールにめり込んだ時以上の
「どうしたらいいんだよ」
体験(笑)

顔は汗だく、心も汗だくで・・・最寄のワークマンへ到着。
とりあえず、目ぼしい安全靴系の棚でハーフブーツを買う。
そしてレジで
「ごめん!これこのまま履いて行くから中敷き入れさせて!」
と、レジ前で元のブーツに仕込んでいたシークレットインナーを
入れ替える。

店員「どうしたんですか?」
私「いやぁ、バイクの熱でね・・・この有様よ(;・∀・)」

店員、パッコパコの靴見て大笑い。
でも
店員「エライ目に合いましたね。ごゆっくり!」
と言ってくれ、ブーツを持って帰るための袋までくれた。
ありがとう、お兄さん!!

やっぱりW800は何処までも漢Kawasakiのバイク

ワークマンの安全靴は2900円にも関わらず、中々いい仕事をする。
ちょっと表面がツルツルしてややシフトチェンジしにくいのは否めない。
が、しばらく履くには十分だ。
軽いしね。

帰宅後、改めてブーツを見ると、バイクに接触している内側が
こんな事になっていた。

なんていうのか、右も左も丁度クランクケースに接触している部分を中心に
底と本体を繋ぐ表面が剥がれている。
あぁ、なんという事だ。

この事をTwitterで呟いた所、私よりもっと長くダボハチを所有している方から
「W800は股火鉢ですから」
という素敵なコメントを頂いた。

あぁ、まったく股火鉢だ。

これがベベルギアカバーだけなら、多分そこまで思わないんだろうが、
サイドカバー、クランクケースまでもとなると、
シートの下にあるのは美しき空冷並列2気筒エンジンの形をした火鉢だ。

そういえば何処かのブログで見たなぁ。
「休憩中、ぬれタオルをエンジンの隙間に入れておくと蒸しタオルになる」
・・・なるだろう。
何しろコーヒーが湧きそうな勢いだからな。

ダボハチよ、今日から君を「股火鉢」と呼ぶよ。
一切の意義は受け付けない、お前は股火鉢だ!!(爆)

しかし、ジェントルな乗り心地に反して、物凄い熱だ。
なんでここだけ男塾とか少林寺三十六房の修行みたいになってんだ?
もしくは昔懐かしの熱湯コマーシャルか?

バイクシーズンは一般的に春~秋とされているが、
W800に関しては秋~春が一番いいシーズンかもしれない。

つーか、漢Kawasakiよ。
私は一応女子だからまだいいが、これに乗る男子の子種は大丈夫なのか?
熱でオタマジャクシが死滅しそうな勢いだぞ?

とはいえ、例え長距離ツーリングでケツが4つに割れそうになっても、
ふくらはぎが美味しくローストされそうになっても、
結局楽しいのがバイク乗り。

だから言ったじゃないか、
バイクは馬鹿の乗り物だって!!

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