住人が定着しない部屋の謎

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私には描く事を放棄して、
ひたすら手紙を持って走り回る
モラトリアムな時代があった。

以来「届ける」という仕事が割と気に入り
ライスワークをする時は
そうゆう仕事をメインにしている。

で、仕事柄、当然いろんな家の玄関を覗く事になるんだが・・・

まぁそうすると色んな意味で
「おっ!!」
と思う事がある。

玄関で感じるアレコレソレ

「届ける」という仕事は、中々どうして面白い。

いや、よく考えてみて欲しい。
普通は、友人でも知人でもない人の
家の玄関の前に立つなんて事はないし、
ましてや玄関の中に入る事もない。

が、この仕事は届けるモノによっては
玄関の前に立つだけじゃなく、
玄関の中に入ったりもする。

たかが玄関、されど玄関。
扉を隔てた一歩先は、
完全に他人のプライベート空間。

例え玄関先であっても、
普段なら開かないその扉が開かれるのだ。

元々、人の家の中なんて全く興味がなかったけれど、
仕事で玄関のたたきくらいまで入るようになって、
色々と考える事が多くなった。

いや、だって・・・・

凄い綺麗でシャレオツ~な外観の家の玄関入ったら
ゴミ屋敷状態だったとか、

小汚い外見の家なのに
中は掃除が行き届いて小洒落たインテリアで
飾られている
とか、

玄関のドア開けると
バーニーズマウンテンドッグが
歓迎のタックルかましてくるとか、

前に一度、
幼女吸血鬼の映画ポスターが額装されて
デカデカと飾られている家の玄関
に立った時は、
思わず
「お好きなんですか?」
と聞いてしまいそうになったほどだ(笑)

 

別にどれがいいというわけじゃなく、
なんというか、
扉の向こうの意外性
が面白く、
また
「上っ面だけでは何も分からない」
というのは正にこうゆう事なのかもしれんと
空恐ろしく思ったりするんだ。

まぁただ、このブログの性質上、
アチラ方面の話で言わせてもらえば

外観で
「うわ、この家ゼッテーヤベェ(;・∀・)」
と思う家は、大体玄関に入っても
「やっぱりヤベー家」
というケースが多い。

ベタな言い方だけれど、もう見ただけで寒気がする家
(アパート、マンション)というのは、
絶対ある。

もちろん、住人に聞けないから
何処までも私が感じるだけなんだけれどな。

住人が定着しない部屋

で、郵便局勤めをしていた頃、
変な集合住宅があった。

その建物のある一部屋が、
とにかく住人が定着しない。

それこそ2~3カ月、
早ければ1か月で
住人が変わってしまう。

とはいえ、
ひょっとしたら‟掛け合わせ物件”というものかもしれないし、
上下左右の住人に問題があって人が定着しない
可能性もある。

そう、何でもかんでも

すぐに怪異が原因だと考えるの駄目!絶対!!(笑)

ちなみに問題の住宅は
オートロックマンションで、
普段は1階の集合ポストに配達。

更に問題の部屋は結構上の部屋なので、
外からはどの部屋がそれなのかは
全く分からない。

まぁ確かに建物自体
自分が住むか?って聞かれたら
「いやだなぁ」
って感じの所だったが、
絶対ではない。

まぁ家賃2万だったら住んでもいいくらいの嫌レベル(笑)

とりあえず、転居する人間が
郵便局にも忘れずに転居届を出してくれたら
仕事に支障はない。

そう思っていたわけよ。

問題物件への配達きたぁぁぁぁ~!!

で、数か月後。
ある郵便物を配達する事になった。

確か書留だったはずなんだが、
部屋番号を確認すると
あの部屋
である。

そういえば・・・あの部屋はおろか、
そのフロアへ行くのも
この時が初めてだった。

班長から聞いた話だと、
単身者向けの賃貸物件だそうで、
基本、昼間は不在の場合が多いんだ。

まぁどうせ、特に何もないでしょ?

そう思って1階でオートロックを解除してもらって
エレベーターへ乗る。

チンッとベタな音を立てて
エレベーターが目的階に到着し、
扉が開いた。

その部屋は一目で分かった。

・・・・・どす黒い(;・∀・)

隣の部屋と光源がさして変わるわけでもないのに、
その部屋だけがピンポイントで
黒い。

駄目な物件キタァァァァァ~!!

でも、躊躇う事なくインターフォンを押す。
まぁそこは、仕事だから(爆)

※実は私、割とワーカーホリックというか
職務に忠実な奴で、仕事ぶりは真面目なほうなんですよ。

程なくしてドアがガチャリと開いて、
男が顔を出したんだが・・・・
ドアの後ろに見える部屋が・・・・黒い。

昼間だし、絶対物理的には明るいはずなのに
真っ黒・・・なのである。

オマケに、なんつーか臭い。

フロアに入った時から臭いと思っていたが、
発生源はこの部屋だった。

何の臭い?と聞かれたら返答に困るような
変な臭いがする。

この臭いが物理でも非物理でも
もうそれだけでヤバイ(-_-;)

が、それをおくびにも出さず、
ブツを渡して受け取りをもらう。

別に私は演技派ではないが、
こうゆう時のポーカーフェイスは
慣れたものだ。

そもそも、
私は日に2回は葬儀会館に配達で出入りしていたし、
遺族宛の電報なんかも持って歩いていた。

2~3日に一回は仏の枕元
「電報で~す、宛名の確認願いしま~す」
とやってたのだから、
たま~にしか行かない部屋の事など
一々気にしてたら仕事にならん!!

大体な、世の中には怪異より恐ろしいモンのほうが
多いんだぜ?

本当、
気にしたら負け!!(笑)

そしてその後も、
やはり件の部屋の住人は
クルクルと変わっていたが、
私がその部屋へ直接配達に行く機会は
しばらくなかった。

住人クルクルが止まる時

そして2年ほど経過しただろうか?
ある時、その部屋の住人の入れ替わりが止んだ。

別に特別経過観察していたわけではない。
たまたま同じ建物の違う部屋の移転事務をしていた時、
ふと
「あれ?そういえば、あの部屋しばらく入れ替わってないな」
と気付いた。

普段は業務に忙殺されて考えないが、
気付くと気になるのが人情というものだ。

で、やっぱりたまたま、その建物の別フロアに配達があって
中に入る事になったので、
ついでに問題の部屋のあるフロアへ寄ってみることにした。

 

早々に配達を終わらせ、その階へ。
いつもの如く、チンとエレベーターが開いて
外へ出て驚いた。

・・・・・部屋が黒くなくなってる!!

普通だ、思い切り普通になってる!!

なにぃぃぃ~!!
一体何があったんだ?
お祓いでもしたのかぁぁぁ??

とはいえ、これもまさか住人に聞けないので
真偽は確認できない。

ちなみに、その定住した人とは
結局一度も顔を合わせることはなかった。

死人が出た=出る部屋ではない

「出る部屋」「事故物件」「炎上物件」
こうゆう話は昔からよく出回っているし、
実際、全くデマや出鱈目というわけでもない。

やっぱりそうゆう物件はあるし、
私もこれまで物件探しをしていて
「あ、この部屋駄目だ」
という物件は何軒か見ている。

補足として説明すると
‟駄目=幽霊いる”
ではない。

なんかあるんだよ。
直感的に「あかん」ってのが。

更に言えば、
前の住人が死んでいる=出る部屋
では必ずしもないようだ。

特に賃貸物件の場合、
以前住んでいた人の置き土産という可能性もあるし、
立地の問題でピンポイントでそうなる事もある。
(集まりやすい場所とか言うよね)

そうして考えると、
あの部屋の住人の入れ替わりがピタリとやんで、
部屋の黒さが取れたのも
ひょっとしたら前の住人に何かが付いて行ってしまった
可能性もあるわけだ。

まぁいずれにしろ、
「あかんわ」って部屋が
必ずしも事故物件ではないし、
事故物件or事故物件の上下左右だから
必ず何かあるわけではない。

我が家はスレスレ事故物件

現に私が今仕事部屋に使っている部屋は、
うちの真下が事故物件である。

が、どこもなんともない。
むしろ、現場の真上は猫達の日向ぼっこポイント。

仮に何かが真下から出て来たとしても、
頭を出した途端にうちの守護役二代目と
8kgもある巨猫に狩られるのは間違いない。

まぁ仮に何か出ても
「うちに住むなら家賃を払え!!」
って言うけれどね、私なら。
現家主は私だからな。

家賃を支払わないなら、そのまま踏みつぶして下に戻すわ
(怪異に対して弱気駄目、絶対ww)

大体、うちのアパートの現状の問題点は
怪現象よりも、
時々アパート全体が
‟リアル警察24時”
になる事だ。

とはいえ、
これも別に私が何かしたわけでもないし、
逆にちょいちょいポリ公が来るので
空き巣などの犯罪抑止力にはなって
いいかなぁとか考えている。

え?鈍感?鈍感すぎる?

でもな、
そんな事で一々ビビってたら
バイクなんて乗ってねぇし、
実質、女一人で獣とダンナ
養ってられないから!!(爆)

 

これから春にかけて引っ越しシーズンになる。
老いも若きも色々な理由で物件探しをする人が
多くなるだろう。

そんな中、間取りや立地は確かに重要だが、
自分の感覚もちょっと重要視したほうがいい。

霊感うんたらの前に、
ある程度の危機や違和感を察知する能力というのは
人にはあるのだから、
そこを良く研ぎ澄まして物件探しに当たられる事を
お勧めします。

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