バイクBBAは1日何キロまで走行可能なのか? ~憧れのビーナスラインを目指せ!~

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「ダボハチで一体何キロ走ったら
私はヘトヘトになるんだろう?」

という阿保丸出しの好奇心に従って、
走り始めた今年のGW。

さて、156号を使って北上、
郡上~高山~神岡を通過した後は
今回一番の難所、安房峠である。

※前回の話はコチラから。
バイクBBAは1日何キロまで走行可能なのか?
~高山経由で長野を目指す~
自然とバイクの溢れるライダーズカフェAGUSTA

峠の蝶を唸らせた、安房峠を越えていけ!!

道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」での小休止の間、
ここから先のルートを確認する。

ここから先のルート・・・それは
安房峠(あぼうとうげ)

この安房峠という存在を初めて知ったのは漫画である。

猫十字社「華本さんちのご兄弟」収録「な、泣きそベイビー」より抜粋

劇中では松本から高山に抜けるために
‟峠の蝶”こと華本家次男・蝶太郎が
YAMAHA・RZV500Rに乗り
雨の安房峠を越えている。

※作者の猫十字社さんの趣味はバイクという事で、
恐らく実際に走った事があるんだと思う。

出発前夜、阿保の私は
「よしよし、私も蝶ならぬ‟峠の柴犬”くらいにはなってやろう」
と、この安房峠を抜けるつもりでいたのだが・・・
ここな・・・実はこんな道なのだ。

見事なつづら折り。
オマケに名前は日光でもないのに「いろは坂」

いやいや、それでも行くで!!
いくらWでも程々の速度なら大丈夫やって!!
峠の柴犬を舐めんなよ!!

そうして道の駅を出たのはいいのだが、
平湯温泉あたりに行くまで道が混む。

更に前をうろうろする挙動不審なさんでぇどらいばぁ。
(低速、蛇行、ウィンカーなしで右左折、ハザードなしで突然止まる)

平湯あたりでされるならまだしも、
もしこのつづら折りで同じ事をされたら・・・・

蘇る吉野での悪夢!!( ゚Д゚)

あかん、それだけはあかん!!
で、再度ルートを検索すると
どうやらこの道は旧道で、
新道として「安房峠道路」というトンネルがあるようだ。

そんな訳で平湯でルート変更。
峠の柴犬は、峠の猫になることにした。
根性なし?
いいのだ、猫とぐでたまにやる気は不要だ!!

長野入り・・・あれ?行先は?

快適な安房峠道路(有料)を抜けて、
再び158を走って長野入り。

さて、当初の予定では途中で南下を始め、
名古屋を目指しながら塩尻市やその周辺で
道の駅を梯子するつもりだった。

が、私は郡上の時点でその目的を放棄した。

いや放棄したというよりも
一度計画に含めてやめたものを
やっぱりやってみたくなった。

それは‟ビーナスラインを目指す”

ライダーなら一度は走ってみたいランキングに
必ず入る名道・ビーナスライン!!

そもそも、この名を最初に目にしたのも
やはり猫十字社さんの漫画であった。

猫十字社「ビーナスの腰かけ」から抜粋

この話で特にビーナスラインが登場するわけではないが、
漫画のタイトルとこの会話がマッチしていて
妙に記憶に残り
「そんな場所があるなら行ってみたいものだ」
と思った記憶がある。

実はこの日のツーリング計画も
「ビーナスラインまで行ってみるか?」
と思ったものの、
名古屋からビーナス行って帰るためには
500km強走れないと無理なんだわ。

で、その前に
「Wで500だと帰宅時どれくらい余力あるかな?」
っていう・・・つまりこれはビーナスへの予行練習ツー
だったんだけれど・・・

しかし、郡上あたりでTwitterのフォロワーさんの
【霧の駅に一日いる】
というツイートを見てしまい、
見たら少しだけでも行ってみたくなったんだ。

空からの落下物に恐怖する怒涛のビーナスライン

158がダダ混みで、
時間を取られてしまったため、
松本からは高速を使って
諏訪湖方面へ向かう事にした。

そのために松本市内で給油したが、
この時点で走行距離は283.5km。

疲労というよりも「腹が減った」と
午前は結構寒かったため
とにかく肩が凝っている。

しかし空腹と凝りよりも気になるのが
遥か前方の暗雲

※見かけるライダーが全員そっち方面見て
「うぁぁぁぁ~」って顔をしている。

雨雲っちゃ雨雲だが、ただの雨雲よりワントーンほど黒い。
あぁゆう雲の下は豪雨とか雷とか
まぁそうゆうトンデモナイ状態になっているんだよなぁ。

一抹の不安を覚えつつも
松本ICから長野自動車道に乗り、そのまま岡谷ICへ。
更に湖北トンネルを抜けて出たのだが、
その辺りは正にあの暗雲の真横ほどであった。

結局、行先の霧の駅、もとい霧ケ峰は
「峰」と名のつくだけの事はあり標高はある。
一体、あの雲の下にある山の上はどうなっていることやら・・・

そんな事を考えながらも走り続けて
もうすぐビーナスラインへの分岐という手前

ピチョ・・・・
ピチョピチョ
・・・ババババッッ・・・・

ピチョっと降ってきた雨粒は、
ギャアと叫ぶ間もなく
ひでぇ豪雨に。

いや、豪雨っていうか、
幾ら豪雨でも雨痛すぎやしねぇか?

高速走行をしているわけでもないのに
革ジャンでガードされている以外の場所に
叩きつける雨が異様に痛い。

ぎゃぁぁぁぁ~と路肩に停めて
リュックから合羽を引っ張り出しながら
ふとミラーを見ると
何か氷の塊がついている。

え?

地面も見る。
微妙に塊が落ちている。

え?あられ?みぞれ?
いや、ですか!?

「いやいやいや、今5月だぜ?ありえねぇぇww」

とは思ったものの、そこから走り出すと
本当に足や手に穴が開きそうな勢いで何かが当たる。

やめてくれ、タンクに傷がつく!
ミラーが割れる!!
※ここで人体の心配をしないのがライダーのバカさ加減。

いやその前に・・・絶望的に前が見えぬ!

メットのシールドには当然ワイパーなどなく、
通常の雨でも霧雨のようなタイプだと
シールドが真っ白になる。

そしてこの雹かみぞれか
よく分からんものは、
塊の分、余計にシールドにへばりつき
本当に前が見えねぇ!!

ここまで前が見えなくなったのは
とある冬に突然雪が降り始めて
あれよあれよと吹雪になった時以来。

オマケにナビにしてたスマホの充電をしておくのを忘れて
ナビが落ちた(節電モード)

幸いなのは道に霧ケ峰高原行きの標識があったこと。
その標識に従い分岐を曲がり、
多分もうビーナスラインに入っているんだろうなぁと
いう所を走ったのだが・・・・
駄目だ、視界悪すぎて景色見る処じゃねぇぇ!!

オマケに・・・これは完全に私が悪いんだが、
朝非常に天気が良かったので、
合羽の上しか持ってきていなくて・・・
下半身、グローブ、靴はずぶ濡れ。

当然の事ながら、非常に寒い。

いやまさか、5月の昼間に
何でこんなに寒さに震えなあかんねん!!

あぁそれでも、なんとか走り抜け
辿り着いた先にあったのが
霧ケ峰のオアシス
「霧の駅ドライブイン」
だった。

霧ケ峰のオアシス 霧の駅

やっと辿り着いたものの、とにかく寒い。
自慢じゃないが、私は燃焼する脂肪が少なく、
発熱する筋肉もあまりないので
一度体が冷えちまうと、ちっとも体が温まらない。

オマケに空腹。
本当に燃焼するものが体内にない。

信州に来たら蕎麦食わないと

フォロワーさんは、今ここを少し離れているので、
彼女を待ちがてら空腹を満たしつつ暖を取ろうじゃないか。

長野っつったら、まずは蕎麦だろう!!(笑)

そんな訳で食堂に行き、山菜蕎麦を頼む。

・・・・・・まぁドライブインの蕎麦だから、
見た目には何も言うまいて。

長野では今までもチョイチョイ蕎麦を食う機会があったが、
「これは駄目だ」という蕎麦には当たった事がねぇ。
最低でも中の上だ。

んで、一口に「信州そば」と言っても、実際にはそば粉や産地、
作り方や時期・食べ方によって名前が変わるらしい。

このビーナスラインの周辺(芽野市~蓼科)の辺りも蕎麦の産地で、
この辺の蕎麦は「八ヶ岳西麓産(せいろくさん)蕎麦」と呼ばれるそうな。

果たしてこの蕎麦が西麓産蕎麦かは分からんが、
とりあえず見た目以上には美味い。

じゃがバタは外せない!

蕎麦を食っても相当腹ペコだったようで、
珍しくまだ腹が満ちない。

では、ここは一つ、
よくタイムラインに流れているアレ
食べようではないか。

そう、アレとは「じゃがバター」である。

じゃがバター。
ただ単に蒸かした芋を豪快に皿に盛っているだけの料理。

そして「好きなだけかけやがれ!」と言わんばかりに
必ず店頭にデカイタンクに入ったバター
業務用サイズの塩がドカンと置いてあって、
欲望の赴くまま自分でトッピングするシステムになっている。

だが、不思議とそれだけで美味い、それがじゃがバター。

北海道旅行に行くと「あげいも」とコレが
方々で売られているんだが、
東海地区ではまず見た事がない。

そのじゃがバターが、霧の駅の名物だという。

店は二つあるのだが、私は爺ちゃんっぽい人が
売っている店をチョイス。

いや、なんか芋売ってる爺ちゃん可愛かったから。

愛想のいい爺ちゃんが豪快に皿に盛ってくれた芋に
自分で豪快にバターを乗せ、更に塩も豪快に振る。

それを持ってして、じゃがバターの完成だ。

舌の上で崩れるぽくぽくとした食感。
程よい火力で蒸す事でクドくない自然な甘みを引き出された芋。
むぅ、美味いのぅ。

そしてそのままでは喉に引っかかりそうな芋を
バターの洪水がウォータースライダーの如く、
胃袋まで滑り落としていくぜ。
更に塩が味を引き締め、バターの脂っこさを相殺し、
このシンプルな味わいの
アクセントになっているわい。

自宅でも、じゃがバタは作るが、
どんなに作っても
出先の、特に少し寒い時に食うじゃがバタには敵わん。

霧の駅に広がる風景

腹が満ちた頃、やっと天気が回復してきた。
腹ごなしと服を乾かすために少し散策に行く事にする。

霧の駅の前は、道路を挟んで広い草原が広がっている。

まだ時期的に緑がなく荒涼としているが、
逆にそれが異世界感を醸していて良し。

そして、何でだかこうゆう所は必ずいるよね、
客寄せ馬。

すまんな、小銭を切らしてしまって
ニンジンは買ってやれんのだ。

そういや、ここ霧ケ峰は日本グライダーの発祥の地だそうで、
この日もグライダーが一機止まっていた。
(この前の草原はグライダーの発着場のため一部立ち入り禁止)

割とあちこちでパラグライダーが飛んでいるのは見るけれど、
グライダーは見た事がないな。

どうやらこのすぐ傍に「グライダーふれあい館」というものがあるようだし、
更には体験飛行というのも出来るらしい。
今度それを目当てに来てみるのも面白いだろうなぁ。

まだ雲はあれど、遠くに山が見える。
方角的に八ケ岳や天狗岳になるんかねぇ?

フォロワーさんと会うぞ!

少しの散策ののち、どうやらフォロワーさんが到着したようだ。
つってもお互い顔知らねぇんだけどな!!
(Twitterあるある)

ただ、確か女性で小柄でメガネじゃなかったか?
・・・俺もじゃん(笑)

そうこうしていると、それっぽい人にすれ違い、
メッセージを元に行ってみると
やっぱりその人だった。

そんな訳でフォロワーのRさんとそのお連れさんと無事合流。

Rさんはともかく、私はここまでの工程で化粧が全部取れたのでモザイク

スゲェRさんメッチャ可愛いわぁ。
噂で「メッチャ可愛いよ」とは聞いてたけれど、
本当可愛いんですけど!!

Rさんは普段、KawasakiのZX-14Rに乗っているんだが、
モンキーも所有していて、
今日はモンキーだと言うので早速見せて頂いたのだが・・・

バイクの後ろに守護精霊が乗っている・・・だと!?

思わず守護精霊にピントを合わせてしまったが、
Rさんのカッコいいモンキーはこちらだ。

モンキーRは売り場にあるものは見た事があるが、
こうして路上にあるのを見たのは初めてだ。
ついでに言えば、
守護精霊が宿っているモンキーも初めて見た。

モンキーはノーマルモンキーしか乗った事がないからなぁ。
これだとまた違うんだろうなぁ。

本当ね、バイクはデカけりゃいいってもんじゃないと思う。
小型には小型の、スクーターにはスクーターの良さがあり
楽しみ方がある。

ずらりと前から。
モンキーの隣にも守護精霊がいるよな、ペンギンに似てるけど。

え?ヌイグルミ?ヌイグルミじゃありませんよ。
このペンギン型守護精霊は、風切り板の役割を果たしているんだぜ?

このうさまるは、後方からDQN車が突っ込んで来たら
ATフィールド貼ってくれるんだって!!

駄目だ、うさまるの主張が激しくて、ピントの全てがうさまるに
持っていかれるww

バイクカスタムっていうと、つい金属部品考えちゃうけれど、
ガーディアンを乗せるっていうのもありだな。

で、これは帰宅して数日後に知ったのだが、
なんと!
Rさんたちは霧の駅周辺のゴミ拾いなど
ビーナスラインの環境維持のための活動をしている!!


※これはRさんではなく代表の方のツイートです。

こうゆう事を皆でやるのはいいね。
私も今度、清掃に参加させて頂こう。

と、いうわけで、そろそろ日も傾き始めたため、
Rさん一行と別れを告げ帰路につくのである。

まとめ ~結局BBAは一日何キロ走ると疲れるの?~

さて、帰りは諏訪湖ICから高速を使い、
一気に名古屋まで戻る。

丁度日没の頃に諏訪湖横を走り抜けたのだが、
夕日を浴びた諏訪湖が美しい。

琵琶湖や郡上八幡もそうだが、こうゆう水辺の町は
一度住んでみたいものだなぁ。

通常であれば2時間半ほどで帰宅できる距離だが、
帰りもGWの影響でやや混みのため
阿智村で休憩をして帰宅したのは21時。

さて、今回の走行距離だが、549.3km!!

よし、目標達成だ!!

で、肝心の疲労度だが、自分が想定していたより疲労は少ない。
そしてその疲労の内訳の内訳は

  • 朝~昼にかけて少し寒かった
  • 途中でびしょ濡れになった
    (おまけに高速でも降られた)

というような気候要因によるものが大きい。

ちなみに、あのビーナスライン手前で降ってきたのは
ガチでだったようだ。
私はまだ標高の低い所だったからか‟半みぞれ”のような形だったが、
どうも上のほうでは雹以外の何物でもない塊が降っていたらしい。
(全国的にも方々で雹降っていたし)

そして今回、前半はほぼ下道利用&GW渋滞が酷かったため
距離の割に走行時間が長い。

まぁ・・・お約束のようにケツは痛くはなるんだが、
前のCB400SSで石川まで500走った時の帰り道を思えば
痛いうちには入らん。

距離は何処を走るかによって変わるので、
あくまで目安でしかないが
多分、気候がよく、渋滞しない時期なら
一日600~650kmくらいは
私でも走れるだろう。

という事は・・・早朝に高速で一気に長野入りして
一日ビーナスラインを走って帰宅するって計画は可能って事だ。
(名古屋から往復で400+ビーナスラインが約80×2とするとトータル560km)

そりゃせっかくガス代かけて行くのだから、
早朝や日暮れのビーナスラインを満喫したい気もあるが、
それはうちの獣たちの体調次第よ。

そして今回のツーリングルートまとめマップ。

今回使ったルートに特に難所らしい難所はなく、
距離や時間はともかく普通に走るのであれば初心者さんでも
十分に行けると思う。

ただし、今日に限った話ではないが、
GW中、1日1台は事故っているバイクを見た。

この日はせせらぎ街道で1台。
ビーナスラインでも霧の駅からの帰り道、
救急車とすれ違った。

後からTwitterでその時刻にバイク事故があり、
交通整理など救護活動しましたというツイートを見たので
恐らくそれだと思う。

バイクというと‟ライテク”って言葉が出てくるけれど、
一番のライテクは安全に運転する事
だと個人的に思う。

そりゃ私だってかっ飛ばすのは好きだし、
早く目的地に着きたい気持ちはある。
でも事故ったら全部がおしゃかだからな。

「お前が事故ったら、誰が獣の世話をするんにゃ~」

左様でございますな。

というわけで、GW中の総走行距離は1000kmを超え、
そのルート記入を我が家最強のニャンサムウェアに
邪魔されつつ、
バイクBBAの久々の連休は終了したのである。

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