境界人の年末年始 ~大祓と初詣で気持ちの切り替えをする~

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どちら様もあけましておめでとうございます。
本年もこの何処まで本当で
何処まで本気か分からない
境界百景をよろしくお願い致します。

正月早々、不思議な話もどうかと思うので、
今日はひとまず私の年末年始の過ごし方。

まぁ想像通りな感じだけれど、こんな事をして過ごしている。

初詣もいいけれど、大祓に行かないかい?

うちは毎年12月31日の夜、つまり大晦日の晩は、
伊賀上野の神社へ向かう。

年明けの初詣もあるが、その前に
「年越しの大祓」
を受けるためだ。

大祓って何?

神社・神事好きの人にはお馴染みの
「大祓(おおはらえ・おおはらい)」

有名なのは夏(6月末日)の「夏越の大祓」だ。
夏越の大祓という言葉を知らなくても
「茅の輪くぐり」
というとピンと来る人がいるかもしれない。

これっすな。

夏越の大祓というか、茅の輪は
ニュースでも取り上げられていたり、
開催前後、境内にどど~んとあるコレを
見た覚えがある人も多いだろう。

まぁこれは名前の通り夏に行われるのだが、
この「大祓」と呼ばれるものは年2回あり、
その2回目が「年越の大祓」だ。

神道独特の考え方として
「祓え」
というのがある。

起源はイザナギがイザナミを追いかけて黄泉へ行った後、
その黄泉の穢れを落とすために
禊祓い(みそぎはらい)をした事と言われている。

日常生活で知らず知らずのうちに付く
罪や穢れを祓い清め、
健康に暮らそうぜ!
というのが・・・「〇越の大祓」の平たい説明である。

ちなみに罪と言っても、別に法的に引っかかる罪だけを指すわけではないし、
穢れは「気枯れ」という意味も含むという話もある。

気持ちのシフトチェンジ・大祓

大祓いにはまだ細かい宗教的な意味もあるが
私としては、それ以上に

「気持ちのシフトチェンジ」
「気持ち的リセット」

の効果が大きいと思っている。

夏越の大祓は、これを受けると心身ともに「夏モード」
年越の大祓は、新年を迎える「心機一転モード」
へシフトチェンジするために大いに効果がある。

年中、カレンダーを見て暮らしているが、
大きな気持ちのリセットは
それなりの儀式があるほうが分かりやすく
効果的で、
そうゆう点でも「大祓」という神事は分かりやすい。
本当に「儀式」だからな。

私のように神に慈悲だのなんだのを期待しない
信仰心が便所紙のように薄い女でも
目の前で儀式をされるとやっぱり違う。

特に夏越の大祓効果は絶大で、
これを真面目に受けるようになってから
名古屋の殺暑も夏バテせずに乗り越えられるようになった。
(以前は何も食べられず、毎年ガリガリに痩せていた・・・)

大祓についてスピリチュアルの現世利益について語る
サイト等では「開運効果」なんて話が出ているが、

神の力で開運というより、
そうゆう精神面でリセットや切り替えがされて
上手く行くっていう事のほうが大きいのではないのかな?
と個人的に思う。

(まぁだからと言って、うまく行ったら全部自分の実力って
考え方はしないんだけれど。
何かあったら願掛けしてなくてもお礼には行く)

二年参り

んで、私は神事とは別に
年明け前に一度参拝して今年のお礼を言って、
神事受けて年を越して、改めて年明けの挨拶をするという
二段参拝
をしている。

遠方だったり混まない神社であれば、
年越し前に参拝して境内で年越しをした後に再度参拝するし、
混みあう神社であれば大晦日の朝に行って、
年明け後にまた改めて伺う。

(私は基本あまりデカい有名神社に初詣はしないが、
前に住んでた八幡社は鬼門封じの八幡で、そこそこ有名だったから
年末年始だけは混んでいたのだよ)

長野辺りでは「二年参り」という言い方をしているようなんだが、
いつの頃から、何故やるようになったのか自分でも分からない。

ただ、やらないと何となく気持ちが落ち着かないので
やっている。

私は参拝にご利益をほぼ求めていないので、
大晦日は「今年一年ありがとうございました」で、
年明けは「昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。」
で終了だ。

※二年参りは、初詣の方言としての二年参りと、
私のように日付を変えて二度参るの二つの意味があるらしい。

忍者の里の岡八幡宮という神社

二年参りにしても大祓にしても、何処で受けるか?だが、
通常は家の近所の神社で受ければいい。

我が家の場合は、毎年伊賀上野の「岡八幡宮」まで出掛ける。

ダンナがここと縁があって、
ライスワークが落ち着き私も同行出来るようになってからは、
夏も年末もここで神事を受けている。

「岡八幡宮」は、有名神社のような派手さはないし、
それほど有名な場所でもないが、
実は結構由緒正しい神社だ。

何しろ、鎌倉の鶴岡八幡宮の唯一の末社で、
ここを作る事にしたのは、
かの有名な源頼朝公なのだから。

ダンナがどうしてここと縁があるのかは知らないが、
とりあえず私は本来の意味での氏神で行けば八幡だし、
非常に面白い偶然なのだが、
実は実家のある場所一帯は、
とある人が
‟戦の手柄として頼朝公からもらった土地”
である。

※氏神とは本来‟一族を守護する神(氏の神)”という意味だったが、
最近は考え方が変わってきて定義が曖昧になってきている。
私が言う氏神は一族の神のほう。

ここに限らず、何故か
頼朝公というか、源氏関係は何かと縁があるらしい。

うちの一族なんぞ、菩提寺の宗派から見ても
なんかガッツリ田舎百姓なんだが、
どうゆう訳かチョイチョイ源氏系に行き当たる。

それを抜いても、ここはいい所で個人的に好きな神社だから
何もなくても来るけれどな。

岡八幡の大祓

そんな訳で、うちは「夏越の大祓」も岡八幡で受けるが、
「年越の大祓」も当然のようにここ。

毎年23時過ぎには到着して参拝、
ご神事を受けて年を越して参拝、
若水を頂いて帰ってくるって具合だ。

神事で齢80過ぎの宮司さんがあげてくれる祝詞を聞くのも
楽しみだが、
私は大晦日の晩に境内で焚かれている大きな焚火を見るのが
楽しみというか、
これを見る所から年越の儀式がスタートしている。

ただ火が燃えているだけなんだが、
不思議とこの炎が燃える様子というのは飽きる事なく眺めていられる。

なんでも海外ではクリスマスの時期になると
「一日中薪が燃える映像だけを流すチャンネル」
というのもあるらしく、
またそれが高視聴率なんだとか。

炎を見ると落ち着く、癒されるというのは
炎の動きに
「1/fゆらぎ効果」
があるからと言われているし、

陰陽五行やスピリチュアルな観念から行くと、
火には浄化作用があるとされているので、
年に2回、しかもその年一年の総決算的年越の大祓で
訪れる際に大きな炎を眺めるのは理に適った事なのかもしれない。

そんな訳で、そんなリラックス効果と浄化作用があるかもしれない
動画が以下である。


夏越の大祓いに比べると、
年越の大祓は比較的地味と言えば地味なんだが、
この炎を見ながらボンヤリする時間が
ある部分夏の茅の輪くぐりに相当するのかも・・・
なんて毎年考えている。

年越し→新年へ

そして今回も無事に年を超え、
そのまま初詣。

去年は禊祭を見せて頂いたり、
相変わらず流鏑馬や放生会でもお邪魔させて頂いていたが、
多分今年も同じ調子でお邪魔するだろう。

特別な奇跡なんぞはいらないが、
まぁ今年も変わらずお邪魔させて頂ければそれでいいのだ。

特にこれからは、私の運転で来ることも増えるだろうから
道中の無事さえ何とかしてくれたら
もうそれでいいのである。

新年の楽しみ

さて、年越しの後の楽しみは・・・やっぱりコレ。

お神酒!!

昔ほど飲まなくなったとはいえ、
やっぱり私は蟒蛇(うわばみ)で、
何処までも酒・・・特にお神酒が好きで好きで堪らない。

毎年ここでお参りをした後、
升一杯頂くのが楽しみで楽しみで楽しみなのだ。

今まで‟幻の〇〇酒”や
一本〇万円のワインなども飲んできているが、
どれこもこれもそれも
お神酒には敵わん。

 

余談だが、神前に供えたモノは酒に限らず美味くなり、
仏前に供えたものは不味くなる傾向がある。

ダンナ曰く神は供物を頂く時に代わりの物を入れていき、
仏(この場合は祖霊などの人の霊)は、美味い所を吸い取って行くためと言う。

また一年が始まる

我が家の年末はこうして終わり、
また新年がこうして始まる。

この翌日以降、また市内やその他の関係各所に挨拶回りは
するんだが、
大晦日から元旦にかけては毎年この調子だ。

大祓も二年参りも初詣も
別にそれをやったからといって
何か特別な事があるわけじゃない。

あるわけじゃないが、
先に言った通り
人間は何処かで区切りや節目、
そうゆう切り替えというのが必要だ。

そしてそれは頭だけで考えるより
体験するのが一番いい。

私にとって、そうゆう切り替えを体験込みで
分かりやすく見せてくれるのが神事で、
それをやる場所が神社だ。

私は逆に神社にくると
「お願いしなくちゃ!」ってより

お神に開運だの良縁だの頼む前に
自分で出来る事なんて幾らでもある。

って思ってしまうんだがな。

そんな訳で、自分に定めた正月休みもぼちぼち終了。
本格的に動きますかね、今年も。

そんな訳で、改めて
この何処まで本当か分からない話ばかりの
境界百景、
今年もよろしくお願いします。

 

余談

実はこの岡八幡宮。
こっそり公式HPがあって、
それをノロノロ作っているのが私である(爆)
今月中に境内マップ出来るかなぁ?

https://okahachiman.jimdo.com/

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