老猫と粉ミルク ~猫闘病記・番外編~ 

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前回、うちで巨猫を再び巨猫の座に据えるために
日々与えているものをまとめてみたが、
今度は最近のベース
「粉ミルク」
だけの特集である。

粉ミルクというと離乳前の子猫、あるいは子犬にだけ
与える印象があるが、
別にそうゆうわけでもないんだよ。

だって粉ミルクだけで立派に育ってるじゃない!!

巨猫の経鼻食を考えるうえで、
はずせないのはコスパだった。

いや、考えるよ。
だって削減できるところは削減して
使うべきところに使いたいじゃん!!

単純に加齢で痩せただけならともかく
治療費いるからね、治療費。

そうじゃなくとも巨猫はチューブダイエット単体だと
経鼻であっても吐いてしまうため、
何かと混ぜなければならない。

しばらくは同じ森乳の「エナジー500」と混合していたが、
あれだって安くはない。

何か代りになるもっとコスパがいいものはないだろうか?
と考えた時、ふと
「子猫用粉ミルクはどうだろう?」
と思った。

人間の育児ではいまだに「母乳厨」みたいな人がいるが、
人間だろうが動物だろうが、乳母がいなけりゃ
粉ミルクを使うしかない。

で、粉ミルクで育った個体が弱いか?といったら
別にそんな事はない。

だって2代目なんか生後2~3週間からずっと粉ミルクで
コロコロと育っているんだから。
そして今に至るまで特に大きな病気もない。

あの子ネズミサイズのチビっこい生き物を
とりあえず一目で猫の子と分かるまで
育たせるのだから、
粉ミルクのポテンシャルは半端ではない。

粉ミルク使用前(よく分からない生き物)

 

使用後(とりあえず猫と判別できる)

そこで調べてみたのだが、
粉ミルクは本当に凄かった。

各社の粉ミルクを比べてみよう!

というわけで、今一般流通している猫用粉ミルクを
順々に紹介していく。

ただここで紹介するものは以下の条件で括っている。

  • エナジー500を基準にして安い&同等のコスパ
  • 粉末タイプ

※価格基準はAmazonの‟1箱(120g)1000円”とする。

粉ミルクは基本「子猫用」となっているが、当然ながら
成猫老猫に与えると即病気になるという事はない。

子猫粉ミルクを使う時の注意点

成猫・老猫に子猫ミルクを与えて一番問題になる事があるとしたら、
「肥満」という事だろう。

粉ミルクというのは、基本離乳前の子猫がそれ単体で
生きられるように調節されている。

つまり・・・高カロリーなのだ。

単純に食が細いだけならいいが、
高齢猫、病気療養猫の場合
食事制限が必要な場合もあるので注意が必要である。

ちなみにうちは一応主治医に相談してOKをもらって与えている。
(勿論、今後NGになる可能性は無きにしも非ず)

あと、これは子猫でもだが
メーカーにより微妙な成分の違いはあり
それが原因で下痢or便秘になる事もある。

特に与え始めはトイレ要チェックだ!

森乳サンワールド ワンラックキャットミルク

まずはド定番のコレ。

離乳前の子猫を育てた事がある人にとっては
本当に定番の製品。

中規模以上のペットショップ、およびホームセンターなら
ほぼ9割ぐらいが置いているというのがいい。

そして価格も270g入りでおよそ1500~2000円の範囲なので
コスパも悪くない。

更にこの缶の口がとても使いやすい。

この半円型の口の直線部分を使って、
付属スプーンですり切り1杯(2g)を量れる。

後から紹介するロイカナやニチドウのミルクも
そのままでは使いづらいので
開封したら全部こちらに移し替えて使用している。

それと公式ページを見ると
「子猫用」の横に「成猫用」と記載がある。
メーカーお墨付きで一応成猫用でもある。

肝心の味と香りは、
いかにも粉ミルク!という感じで
割と好き嫌いはないと思う。

補足だが、森乳の猫ミルクには
「ゴールデンキャットミルク」
「プレミアムキャットミルク」
という製品もあり、
この二つに関しては
「子猫」「成猫」「老猫」と全世代対応型になっている。

特にプレミアムキャットミルクには、
牛由来であるらしいが初乳が配合されているんだとか。

勿論、その分やや割高感はあるが、
一度こちらも試してみたい所だ。

※お試しできる50gサイズがあるのも良い所。

●原産国:日本
●100g/504kcal 

※補足で他商品のカロリーも掲載します。

・ゴールデンキャットミルク:100g/504kcal 
・プレミアムキャットミルク:100g/500kcal 

ロイヤルカナン ベビーキャットミルク

うちの猫達が大好きなロイヤルカナン(通称ロイカナ)の子猫用ミルク。

300gと大容量&ドライフードは結構お高いロイカナであるのにも関わらず、
激安だと1600円程度で購入できる。

更にこれは成猫~老猫には不要だが、
最初から小さな哺乳瓶が付属されているので
子猫に使いたい人には便利な一品。

どんどん溜まっていく哺乳瓶

ちなみに300gだが100gずつの包装になっているので
使っている途中で湿気ってしまう事はない。

香りはミルクよりも牧草を思わせる
少し青臭い香りがする。
粉末もワンラックに比べると、若干緑っぽい。
そして味もややクセがあるといえばクセがある。

しかしうちはとりあえず経鼻で流してもえづかないし、
これを喜んで飲む子猫も多いらしい。

・原産国:フランス
・100g/543kcal

ニチドウ ベビーミルク

最後は今お試し中のニチドウのキャットミルクである。

これは100gサイズ以外に300gサイズもあるんだが、
300gでも大体1400~2000円と
かなりコスパがいい。

これはパッケージにある通り、子猫~高齢猫に幅広く与えるために
作られたオールステージ用なんだそうだ。

同じニチドウで「Dr.PRO」という名称のものがあるのだが、
単純なカロリーだけでいけば、ベビーミルクのほうが
ややカロリーは高い。

正直、この二つの明確な違いが分からない(;・∀・)

更にDr.PROにも「IGP」というものがあるんだが、
この3つの違いがカロリー以外にイマイチ分からない。
(公式でもあまり詳しく書いてない)

ひとまずカロリーでいけば、

ベビーミルク>Dr.PRO>Dr.PRO IGP

の順番なので、
巨体を維持するためにカロリーを追い求める私は
ベビーミルクをチョイスしている。

こちらも香りは普通にミルクで、味もミルク。
特にクセも感じず、巨猫がえずくようなこともない。
それどころか、これは少し多めに与えても
今の所吐いたりしていない。

・原産国:カナダ
・100g/511kcal

※補足で他の商品も。
・Dr.PRO:100g/485kcal
・Dr.PRO IGP:100g/400kcal

森乳サンワールド キャットシニアミルク(メンテナンス)

どうしても「子猫用は嫌だ!」という人のために一応こちらもご紹介。

パッケージからも分かる通り、見るからにアダルトである。
そしてサイトにも「成猫」「老猫」の表示がある。

ただこちらの商品は先の子猫用ミルクと違い、
あくまでも【栄養補完食】の枠内。

そして、成分についてもたんぱく質や脂質がやや低めに作られている。

特に病気療養中でなくとも、
少し食が細くなって心配な老猫、
うちのように泌尿器に問題があり
飲水量をなんとしても増やしたい場合
利用してみるのも有りだと思う。

※これもお試し用あり。特に直接口から飲ませる場合は要お試し。

●原産国:日本
●100g/434kcal

まとめ:最も高カロリーはロイカナ

というわけで、ひとまず我が家で使っている、
あるいは、今後使う予定のある粉ミルクを紹介させて頂いた。

とりあえずカロリーだけでいけば、
もっともハイカロリーなのは
「ロイヤルカナン」

溶けやすさなどでいけば、
「ワンラック」
「ニチドウ ベビーミルク」

そうそう、どうして液体ミルクを使わないか?というと、
どの道与える時は温めるので手間は一緒なのと、
粉のほうが薬と混ぜやすいから
である。

※始めから粘度のある液体に粉末にした薬を入れると
薬がダマになるので、
粉ミルクの粉状態に入れて、一度フォークでザクザクと
混ぜ合わせると薬の粒子が散ってダマになりにくいです。
カケシアなど溶けにくい粉末とブレンドする場合も
同じく使える手法。

ちなみにミルクが溶けにくいと思うのであれば、
一度に必要な量のお湯を入れるんじゃなく
まず少量のお湯を入れて練ってペーストにして
そこから少しずつ足して伸ばしていくと
大体溶ける。

うちの場合は経鼻から注入しているが、
経口でご飯を食べる猫の場合、
粉末のままフードに振り掛けたり
ごく薄く溶いて水代わりに飲ませる
という手もある。

うちは最近経口では全然食べないので、
ほぼ粉ミルクだけで暮らしているのだが
それでも5.5kgを維持しているので
本当、粉ミルクパワーは馬鹿にできんなぁと思う。

確かにいくらコスパのいい粉ミルクにしても
金は掛かるが、
そもそもコイツの食費は病気になる前から高い。
(ロイカナの処方食限定)

ついでに言えば、元々手のかかる猫なので
今更それらを苦にしたところで遅すぎる。

だったら、少しでも楽しく暮らすのが
もっとも合理的だと私は思うのだ。

 

諦めるのはいつでもできる。
が、一度損なわれたら二度と戻らんのが
命だ。

予防も大事だし、
緩和ケアも大事だ。

しかしそれ以上に世話をする人間の負担軽減も
重要である。
(体力的にも経済的にも)

今回の記事も愛猫と共に暮らす
同志に届き、
少しでも役に立つことを願う。

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