この木なんの木、天狗の木

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いつの頃からか、木に“変なモノ”がいるのを見るようになった。

昔から変なモノは見るが、
何が見えるかは年代によって変化する。

それにどうゆう法則性があるのかは
いまだに謎だ。

そして、木に見えると言っても、
どの木にもって訳じゃない。

やはり境内の木とか古木とかが多い。
そのせいか見かけるものは龍や白蛇という
神に連なるものがほとんどだ。

後は人型。
あからさまに天狗っぽい奴とか、
なんかよく分からんが鈴なりになっているとか、
美女がいる桜の木もある。

面白いのが前に森の映像を見かけたら、
全体的に緑色っぽいモノがチラッと見えた。
ハッキリと顔形は見えんが、とりあえず
雰囲気を率直に言うとエロい(爆)

何処の映像かテロップを見たら
ヨーロッパの妖精伝説のある森
だった。

それが妖精かどうかはさておき、あのエロさはけしからん。
あんなエロエロなものが出たら、そりゃ
ティル・ナ・ノーグまで連れていかれてまうわ。
むしろ付いて行かなかったら、男の恥だ!!

ってニヤニヤしてたら、ダンナが生温い目でコッチを見ていた。

こんな調子で見えるものに決まりはない。

・・・ただ、非常に残念な事に、
トト〇や猫バ〇がとまっているのは見た事がない。

やっぱりトウモコロシを持った、
ツインテールの童女じゃないと駄目か・・・・

田舎の社の大ケヤキ

妙に神社密集率の高かった郷里にもそうゆう不思議な木がある。

私の実家から直線距離だと500mくらい先。
町内の神社(鎮守さん)の敷地にあるケヤキの木がそれだ。

何でも樹齢800年越えだそうで、大人でも抱えきれないほどの大木。
そんな樹齢なので県の記念物か何かに指定されているらしいが、
“地元民ほど知らない”の法則に則って、
うちの親も詳しい由来は知らない。

そもそも普段この木に関わっているのは地元の子供くらいだ。
今はどうか知らないが、昔は無人神社=子供の格好の遊び場。

私もよく遊んだ・・・・と言いたいところだが、
私がここで遊ぶようになったのは、大分大きくなってからだ。

私はこの神社が恐ろしくて前を通るのも嫌だった。

別に特別な何かを見た覚えはない。
だが良く晴れた日であっても極力中に入らないようにし、
雨など降ろうものなら本当に前を通るのが嫌で、
遠回り出来ない時には目をつむって猛ダッシュで通り抜けた。

そんな調子だったのでその界隈の子供らには
やれ、臆病だ、泣き虫だと言われた。

しかし、この神社に対する恐怖は“ある事”があってから唐突に平気になる。

それはさておき、今日はこの神社とこの木の話を続行しよう。

 

かなり前にこの話を思い出し、
ふとネット検索をしたら意外な事にこの神社と木の写真が出て来た。
や、凄いな、GoogleとGoogleマップ(笑)

写真とはいえ実家を出てから20年・・・
いや、実家にいるころも中学に上がってからは
殆ど前を通らなくなった神社と木を改めて見る。

私はてっきり「神社が怖い」と思っていたのだが、
写真を見て気付いた。
怖かったのは神社ではなく、この“木”が怖かったんだ。

この巨大なケヤキ、どうも大天狗が住んでいるようだ。

木自体にも俗に言う木霊のようなデカイものが宿っているが、
天狗もいる。

こうゆう何かが憑いている木だの石だのについて、
私とダンナは「〇〇ハウス」と呼んでいるんだが
・・・・まさにこの木は「天狗ハウス」

良い悪いじゃなく、これは子供が見たら怖い。
姿を見た覚えはないが、気配だけでもビビる。

いや、逆に何も見えず、
これだけデカイ気配がするほうが怖い。
・・・何しろ、普通に熊の出る地域だからな。
まぁ、熊よりデカイが・・・。

傍で見ていたダンナも
「お~どっちも凄いなぁ。こんな立派なのは珍しい。
でも子供が見たら怖いよ、これ」
と感想を述べていたので、そうゆう事だろう。

そういえば田舎の拝み屋の婆さんも言ってたな。
「神さんは、お姿が怖いから子供が見るもんじゃねぇ」
やっぱりアレは比喩でも何でもなく、
そうゆう事だったんだろう。

 

とまぁ・・・・こんな調子で怖かったんだけれど、
今にして思えば、
“たまに助けてもらった事があったかも”
・・・・なんて思ったりする。

ここの町内には悪ガキが数人いて、
私が歩いているのを見かけると、
とにかくチョッカイをかけてきていた。

そんな時、たまに“何か”が
「今日はその先にあの子らがいる」
と・・・教えてくれた。

そして、その声に従ってその通りにすると
・・・余計なトラブルを避けられた。

あの声が木と木に住まうモノなのか、
はたまた神社の神なのか。

真偽のほどはわからぬものの、
そんな声が聞こえるのは
何故かこの神社の傍だけだった。

しかし、いくら大木とはいえ
何でこんな寂れた神社に天狗なんかいるんだか。

その謎は数年後、たまたまこの界隈の文化というか、
自分のルーツを調べる過程でそれらしい理由を見つけた。

実家から少し行った所には山岳信仰の対象になっていた山がある。
そこは元々修験場で、頂上には麓にある神社の奥宮さんがある。
うちら地元の人間はお宮参りから祭りまで、皆そこへ行く。

この鎮守さんは今でこそ無人のボロい神社だが、
昔はそこの里宮として大事にされていた神社なんだと。

んで、その麓の神社のご祭神には
神話に出てくる神以外にも“郷土の神”っていう
土地独特の神もいる。

神社のHPで初めてその姿絵を拝見したんだけど、
う~ん、ほぼ天狗のようなお姿だったね(笑)

元は人だったというそのお神は
「弱きを助け強きを挫く」
というお強い気質らしいから、
その木の天狗も主にならっていたのかもしれん。

今はこの神社どころか、そもそも
帰省をするのが数年に一回という遥か彼方の故郷。
次に行くことがあったら、手土産に餅でも持って
久々に顔を出してみるのもいいかもしれない。

遥かなる北の大地には、
名もなき神とも怪とも言い難い
不思議なモノたちが、
今もひっそりと暮らしているだろうからな。

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