神が人を試すために作った魅惑の野菜 ロマネスコ

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私が子供の頃に比べると
最近は珍しい野菜が増えたと思う。

パプリカもそうだし、
アボカドもそうだし、
豆苗(とうみょう)も・・・
昔はなかったと思う。

そして極めつけが・・・
ロマネスコ。

世にも美しき野菜・ロマネスコ

その名前を初めて耳にしたのは
もう数年以上前だと思う。

朝市の取材込みの新聞折込チラシの仕事をしていた時、
オーガニック野菜を作って売る兄ちゃんと
ブロッコリーの話になった。

兄「そうそう、最近は
ロマネスコ
というものが出回っているんですよ」

ロマネスコ?
ロマネスクではなく?

兄ちゃん曰く、
ブロッコリーとカリフラワーの
あいの子
みたいなもので、

見た目は

兄「ゴジラっぽい」

野菜にゴジラって何だよ?
ブロッコリー+カリフラワー=ゴジラ
って何だよ?

そんな事を聞いてしまうと
興味が湧くのだが、
結局、近所のスーパーで
その噂のロマネスコが売られているのを
一度も見ることはなかった。

そして数年経ち、
今年の1月。

道の駅 パレットピアおおので衝撃の出会い

私は岐阜の友人の主催するカフェイベントに出席するため、
朝から出掛け、
そのついでに、周辺の道の駅を回る事にした。

で、2018年に新設されたばかりの
「パレットピアおおの」
に立ち寄った。

パレットピアは、
とにかく食べる事に関して充実している。

イートインからパン屋、
スイーツ店まであるが、
私が一番魅力を感じたのは
スッキリと見やすい野菜販売コーナーだ。

通路広め、表示が親切。
そして野菜が安い。
オマケに珍しい野菜なども豊富。
ウキウキしながら売り場を歩いていると

ある一角に
緑色の物体が大量に詰まれていた。

第一印象はドリル。

大きなドリルに小さなドリルが沢山ついて、
更にそのドリルの中にもドリル・・・

なんだ?このフラクタルドリルは(;・∀・)

その瞬間、数年前に兄ちゃんとした会話が蘇る。

まさか、あれは、噂の・・・・
更に近寄り、その緑なドリルの商品名を見ると

「岐阜県産 ロマネスコ」

と印刷されていたのである。

吸い込まれる美しさ、ロマネスコ

もちろん、私はその緑のドリル・・・ロマネスコを購入し、
早速調理に取り掛かる・・・前に
たっぷりとその姿を観察した。

こうしてみると、なるほど兄ちゃんが
「ゴジラみたい」
と言うのもよく分かる。

ゴジラというか、
このゴツゴツしい感じが
怪獣映画の主役たる怪獣を
彷彿とさせる。

ただ、この突起、上から見ると非常に美しい。

ロマネスコの小さいドリル部分は、「花蕾(からい)」という。
真上から見たロマネスコは頂点を中心に渦を巻いているが、
この花蕾一つ一つもまた渦を描く。

これぞまさにフラクタル構造。
まるで宇宙図のようである。

なんだこれ?
ゴジラどころか芸術品じゃねぇか!

小一時間ほど、矯めつ眇めつを繰り返し、
やっと
「食うか」
と思って・・・・
勿体ない勿体ないを繰り返し、
解体してみた。

一つの大きな塊。それもまた同じように突起があり、
その突起も全て渦になっている。

本当にフラクタルなやっちゃなぁ(;・∀・)

ロマネスコを調理する

オブジェではなく食材のため、
何だかんだで食うんだが
その前に結局ロマネスコという野菜は何者かを調べてみた。

親か子供か?

私は農家の兄ちゃんから
「ブロッコリーとカリフラワーの合いの子」
と聞いていたが、
これには諸説あり、

実はロマネスコのほうが起源が古く、
そこからカリフラワーが派生した

という話もある。

ヨーロッパじゃ当たり前

ロマネスコの発祥はイタリア・ローマ、
もしくはドイツ。
(個人的にローマ発祥な気がするけれどね。
なんか好きそうじゃん、こうゆうの)

16世紀頃から作られるようになり、
ヨーロッパではごく一般的な野菜で、
茹でる・炒める・蒸すで、
パスタやピクルスによく使用されているそうだ。

栄養価

品種としてはアブラナ科・アブラナ属で、
ここはブロ・カリと同じだ。
よって、栄養価なども似通ってくるし、
調理方法、味も大体同じだ。

ちなみに主な栄養はビタミンCで、
その含有量は野菜界の中でもトップクラス。

その他にも鉄分、食物繊維を含み
まぁ女性には嬉しい食材である。

調理方法

調理方法はぶっちゃけブロッコリー類と同じ。
周りの葉を落とし、
更に房を丁寧に取り外し、
食べたい奴は茎も食え。

栄養素を考えると、
茹でるよりも
蒸す・焼くのほうが効率がいいと思う。

実際に調理してみた

ブロッコリーやカリフラワーの調理方法に則り、
早速ロマネスコを調理してみた。

大まかに葉っぱを落とした後は、
花蕾を潰さないように一つずつ外していく。

そして、今回はシチューに入れてみようと思い、
軽くレンジで蒸す事にする。

シリコンスチーマーにモリモリと積まれたロマネスコの花蕾。

こうして解体しても美しい。
花蕾をばらすと、
その緑のグラデーションが良く見えて
食べるのが本当に楽しみだ。

少しの水をいれ、レンジで2~3分。
楊枝がスッと刺さる程度まで加熱して、
まずはそのまま食べてみた。

ポクポクとした食感は、どちらかというと
カリフラワーに近い気がする。

ただ、カリフラワーより食感にアクセントがあるのは
ブロッコリーに似ている気がする。

つーかこれ、
暖かいうちに普通に塩かけて
食うとスゲェ美味いんすけど!
別にもうこれだけでいいじゃん!!(爆)

って思ったのだけれど、
これに塩を添えて、
そのまま食卓にゴンッと出すのは
なんか鬼嫁風味なのでやめて、
シチューに入れてみる事にした。

ロマネスコのクリームシチュー

ロマネスコをシチューに入れる・・・
これも普通にブロッコリーを入れるのと変わらない。

茎の部分は厚めに皮をむき、
薄切りに。

花蕾は小さいものはそのまま投入。
大きいモノを添えるために残しておく。

というわけで、ロマネスコのシチュー完成。

(この日は手抜きをして市販のルーだったはず)

さて、実食だが・・・・
本当、ブロッコリーやカリフラワーの入ったシチューと
大差ない。

ただ、やっぱり見た目がこうゆう形状なので、
舌触りにアクセントはある感じ。

いいなぁ、ロマネスコ。
想像以上に美味いわ。

ちなみに保存は
軽く加熱した後に冷凍も可能。

・・・もっとも、結局残りのロマネスコは
私が塩振ってペロリと食ってしまったんだがな(;・∀・)

たまには変わった野菜もいいじゃない

ロマネスコは、その形状から
「悪魔の野菜」
「神が人を試すために作った野菜」
なんて呼ばれ方もするらしい。

いずれにしろ、
見た目から魅惑的な野菜だ。

まぁ野菜って結構何でも美しいと思うんだけれどね。

トマトの赤とか
人参のあの少し透明感のあるオレンジとか
キャベツのグラデーション具合とか。

結局、植物だからね。
植物は美しいんだわ。

いやぁ、しかし、
今まで結構変わったものも食っているけれど、
こんなに美しい見た目で
尚且つ美味い野菜は初めて食ったな。

そして、このロマネスコ
なんとプランターで育てられるらしい!!

ベランダを開けると、
このフラクタル構造の野菜がある。
素敵すぎる!!

・・・と思ったのだが、
結構虫がつくらしくて・・・・
虫嫌いの私は断念せざるおえない(;・∀・)

やっぱり野菜は農家さんにお任せして、
私は大人しく買おう。

そんな訳で、美しくて美味しいロマネスコ。
どこかで見かけたら、
是非食して頂きたいと思う。

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