柴犬の龍神参り

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古今東西、動物の不思議な話、奇怪な話は、
不思議と猫にまつわるものが多い。

勿論、犬についての話がないわけではないが、
どうも猫の話に比べるとインパクトに欠ける気がする。
というか、犬は「しっぺい太郎」のような英雄譚
のほうが多い気がする。

実際、世の中が「犬派・猫派」に分かれる中、
コウモリ野郎的立ち位置で両方を飼っている私としても
「これは」と思うエピソードは明らかに猫達のほうが多い。

とはいえ、やっぱり犬にも見ていて不思議だと思う事はあるのだ。

野生が行方不明の柴犬

昔から「猫占領地区」となっている我が家だが、
そんな中、一応犬はいる。
しかも、猟犬の誉れ高き柴犬が。

・・・・が、何故だろう、もうコイツと暮らし始めて10年以上経つが、
一度たりともコイツから野生を感じた事がない。

体のサイズはともかくとして、
いつも笑っているように口角の上がった口元。

つり目が基本の柴一族であるにもかかわらず、
鋭角さがまるでない真ん丸な目玉。

イマイチ成犬になりきってない妙にキョトンとした表情。

黙って座っていれば賢くも見えるし、
実際駄犬ではない。むしろ賢い。

本人の資質もあるだろうが、
私が持ちうる全ての知識と経験、手間暇と金をつぎ込んだ結果が
ご近所で名犬と呼ばれる今の柴子の立ち位置だ。

ただな、少しお行儀よく育てすぎたせいか・・・・
どうにもコイツから野生を見出すことが出来ない。

しかし、だからといって全く何もないかと言えばそうでもない。

エアー猫襲来の際にも猫と一緒に反応はしているし、
クソ親父が来た場合も何か特別な顔をする。

ま・・・・普段はこの有様なんだが。

 

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饅頭みたいな顔で寝やがってww #くろしば #犬の寝顔 #秘密結社老犬倶楽部

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それでも獣である以上、多分野生はあるのだ。
・・・・・ヒゲの先くらいには野生が!!(爆)

座敷柴犬の不思議な習慣

そんな吹けば飛ぶような野生の持ち主・柴子には
一つ不思議な習慣がある。

ちょぼちょぼネタにしているが、
ダンナの部屋には龍神さんが住んでいる石がある。

我が家では“龍神ハウス”と呼んでいるアレだが、
柴子はどうもその前がお気に入りらしい。

お気に入りというか、
普段暮らしている仕事部屋→ダンナ部屋に行った時には
必ず最初にその前に行くのが決まりのようだ。

龍神ハウスはベランダの窓の横のため、
最近までてっきり外を見に行っているんだと思っていたんだが、
窓やカーテンが閉まっていてもお構いなしにそこに行って一度座る。

いや、そもそもダンナの部屋に行く時のテンションがおかしい。

うちは色んな意味でフリーダム物件のため、
大体皆敷地内では犬にリードをつけない。

うちもそれにあやかってというか、
大家娘から直々に許可をもらっているので
仕事部屋→ダンナ部屋まで移動するのにリードはつけないんだが、
外へ出すと迷う事なくダンナ部屋まで駆けていく。

齢14歳の、人間でいえば70越えの老婆が
物凄い勢いで螺旋階段を駆け上っていくのである。

そんな勢いなので、それほどまでにダンナが好きか?
というと、別にそうではない。

部屋に到着してダンナがオヤツを差し出しても華麗にスルー。

部屋に入って最初に向かうのは、
この龍神ハウスの前なのだ。

そしてそこで気が済むまで座ってからでなければ、
ダンナがどれほど呼べども誘えども来ないのである。

そうして、しばらくそうやって座ってから、
やっとダンナにオヤツを貰いに行ったり、
所定の位置である座椅子に行く。

柴子がこうしてダンナの部屋に出入りするようになって
既に5~6年は経っている筈なんだが、
最初から今に至るまでこの調子だ。

不思議な習慣を推理する

人にしろ獣にしろ、何かをする時には必ず何か理由がある。
大それた理由でなくともいい。
「暇つぶし」「手持ち無沙汰」
これも十分理由である。

人と形は違うが犬も思考するし、当然学習もする。

まぁこの辺の細かい話は、学習心理学の話になってしまって、
もうその説明だけで記事が一本かけてしまうので割愛するが、
とりあえず、私が柴子を打つ事も怒鳴りつける事もせずに
名犬に育て上げたのは、それらを上手く利用したからである。

とはいえ、別に犬の気持ちの全てを理解できるほど私は全能ではない。
教えていない事に関しては、
じっくり観察し、
推測し、
時には消去法で、時には阿保みたいな妄想力で理由を考えてみたりする。

で、ある時いつものように所定の位置に座る柴子を見て、
ふと思った。

私「柴子さ~、ここに来るたびに龍神さんに参拝してるんだったりして

ダ「・・・・・・・その可能性は無きにしも非ず(`・ω・´)ノ」

私「嘘!今8割くらいギャグだったんだけど!!」

ダ「だってほら、柴子も一応獣のはしくれだし。
人には分からないものを感知していてもおかしくないよ」

私「え、じゃあ、何?柴子ランキング的にはこうなるわけ?」

龍>猫>柴猫>柴子>ダンナ

ダ「いや、こうかもしれない」

猫>柴猫>龍>柴子>ダンナ

・・・・・自分が最階位だってよく分かってるな、ダンナよ(爆)

私「あんた付きの白龍さんは勘定に入らんのか?」
ダ「そこは多分俺ベースだからスルーなんでないの?」

実際に参拝しているのかはさておき、
獣というのは
‟自分の居心地のいい場所”
を本能的に察して、
そこを寝床にしていたりする。

石の龍神さんは、何だかんだで結構仕事はしっかりしてくれる龍で、
傍に何かを置いてお願いしておけば、
数日の間に精入れをしておいてくれる。

まぁダンナの部屋は加齢臭に反して、
妙に神社っぽい雰囲気を醸しているんだが、
その中でも石の龍神さんが鎮座する場所は、
ピンポイントで
‟パワースポット”
なのだ。

髭の先ほどしか野生のない柴子であっても、
それを感じて行っている可能性はないとは言い切れん。

 

そうゆう意味で言えばあそこは

柴子専用パワースポット

なのかもしれない。

 

まぁ龍については推測だけれどね。
とりあえず、日本広しと言えど、
拝み屋を子分にしている柴犬は、
多分うちの柴子だけだ。

並みの柴より小さい形して、
存外大物風味だなぁ・・・。

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