吉野山「閼伽井不動明王」参り

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秋に
‟吉野山をバイクで登ってみる”
という無謀な事をした時、
道中に気になるものを見つけた。

山の中に唐突に立っている
「不動明王像」

前回はバイクを停める事が出来ずに寄らなかったので、
今回は徒歩でそこまで行ってみたよって話。

山の中のお不動さん「閼伽井不動明王」

前回、奥の細道と言わんばかりに
細く勾配のキツイ山道を
実は意外とバンクさせられないダボハチ
登って行ったバイクBBAなのだが・・・

吉野水分神社(よしのみまくりじんじゃ)を過ぎて
もう少し進んだ先に
妙に目を引くお不動さん
があるのに出くわした。

いや、スピリチュアルな理由で目を引くんじゃない。
山の中に唐突にあるから目を引くんだと思う。

ただ、その佇まいが美しかったので、
「これは次に来る時は、徒歩で登って拝んでみよう」
と思っていた。

で、帰宅して調べると、そのお不動さんは
「閼伽井(あかい)不動明王」
というそうな。

「閼伽井不動明王」っていうと、
桜井のほうにもあるんだけどね。

※桜井笠に笠山荒神(かさやまこうじん)の閼伽井の池というのがあり、
その畔に祀られているものも「閼伽井不動明王」という。
空海が行をした霊験あらかた~な池なんだそう。

まぁ・・・最近はね、
全然ひっそりしてない某霊能力者の人が
‟最強のお不動さん”
なんて言っちゃったので、
検索するとそれしか出てこないんだけどね。

※以前、こうゆう話題をブログでした所
とあるガイキチに
「S子さんのファンなんですね!!」と付き纏われ
非常に迷惑したので、ハッキリ言っとくが、
全然ファンじゃありませんからね。
一応著作は読んだけれど、一回読んですぐ売ったから(笑)

そもそも、私には「最強」の意味が分からん。
普通に考えたらどんな神仏も人より
確実に偉くて強いのだから
人如きが最強だのなんだの言う権利はない
馬鹿馬鹿しすぎる。

・・・・・・・閑話休題。

いずれにしろ、最近はすっかり
‟パワスポ”
になっているお不動さんらしい。

まぁだからね、シーズンオフに来たんだよ。
シーズンオフの閑散とした吉野山に来たんだよ。

道中にもアレコレあるんだが、
それはこの後の「吉野散歩」で紹介するとして、
今はひとまず、お不動さんについてだ。

今更すぎるお不動さんアレコレ

お不動さんは、なんかもう説明するのが面倒くさいと思うほど
一般普及というかメジャーな仏だ。

つーか、うちはジジイもダンナもお不動さん系の人だしなぁ。

色々ある話を平たく潰しまくって説明を書くと

‟五大明王戦隊・仏レンジャー”の
リーダーが不動明王

お仕事ぶりは‟鬼軍曹”クラス。

え?潰しすぎか?

いやでも、とりあえず五大明王っていうのがあるんだわ。
よく毘沙門天とか増長天とかで‟四天王”っていうやつ。

あれの5人戦隊バージョンが‟五大明王”で、
それのセンターがお不動さんって事。

姿諸々は、基本
「不動十九観(ふどうじゅうきゅうかん)※」
という19の特徴に則った姿で描かれたり彫られたりしている。

その特徴というのは以下の通り。

  1. 此の尊は大日の化身なり。
  2. 明(真言)の中に阿(あ)、路(ろ)、喚(かん)、蔓(まん)の四字あり。
  3. 常に火生三昧に住す。
  4. 童子形を現じ、身、卑しくして肥満せり。
  5. 頂に七莎髻あり。
  6. 左に一弁髪を垂る。
  7. 額に皺文あり、形、水波のごとし。
  8. 左の一目を閉じ、右の一目を開く。
  9. 下歯、上の右唇を喫み、下の左唇、外へ翻出す。
  10. その口を緘閉す(閉じる)。
  11. 右手に剣を執る。
  12. 左手に索を持つ。
  13. 行人の残食を喫す。
  14. 大盤石に安坐す。
  15. 色醜くして青黒なり。
  16. 奮迅忿怒す。
  17. 遍身に迦楼羅炎あり。
  18. 変じて倶力迦大龍と成り剣に纏わる。
  19. 変じて二童子と作り、給使す。

※初期のお不動さんは十九観がなかったため、
ちょっと違う姿で制作されている事も多いです。
仏教に限らず宗教的な像や絵って結構こうゆう決まり事が
あるんっすよ、全然フリーダムじゃないんっすよ。

全部を満たすお不動さんの像や仏画もあまりないけれど、
一般的によく見られるのは、
6、8、9、11、12、15~17くらいかなぁ?

特に8は‟天地眼”ともいうようなんだけれど、
天地というよりロンパリ気味に表される事が多い気がする。

参拝道中の不思議

このサイトを毎度ご覧になっている
‟親切でオカシイ人”は承知の事だと思うが、
私は基本、おいそれと願掛けをするほうではない。

当然ここのお不動さんにも「挨拶」だけ
しにいくつもりでいた。

が、どうゆう訳か、
「吉野に行く」と予定を組むと
どうにもならん事で困っている人と
連絡がつく。

そもそも初回が「数日後に癌の手術する」だったしなぁ(;・∀・)

で、聞いてしまうと
私が出来ることと言えば
「代わりにお願いをしてくる」
しかない。

この日もちょうど前日にそんな事があって、
その問題に対して私が出来ることと言えば
「ほいなら明日、吉野のお不動さんにお願いをしてみる」
となった。

 

なんか世間では
「神仏に願いを言う時は細かく言わなきゃ願いを聞いてもらえない」
という話がある。

しかし、私はどちらかと言うと
「みなまで言わずとも承知している」
というものだと思っている。

何となくそう思うのは、
私が何か大事な要件を抱えて
神社仏閣へ走る時は
道中がほぼ無風になるからだ。

ここも個人によって違いはあるだろうが、
私はバイクで旅する時、
もっとも怖いと思うのは強風と突風だ。

何しろ雨や寒さは自分が我慢をする&予測と対策可能だが、
強風はそうはいかない。
風は見えないし、色んな条件で目まぐるしく変わる。

確かにダボハチは、車体重量だけで200キロ強あるが、
いかんせん乗ってる私自身が
身長153cmに体重45キロ前後の小女だ。

時に車だって突風にあおられて蛇行するのだから、
二輪は下手したらそのまま倒れる。

この日も前日は強風が吹き荒れていたので、
それを覚悟して高速に乗ったのだが・・・
結局、道中に高速道路の吹き流しが揺れているのを
一度たりとも見ることはなかった。

これについて、ダンナ達は
「そりゃ、行きは‟お迎え”がつくし、
帰りは‟送り”がつくのだから

当然、風くらい止まるさ」
という。

この真偽を確かめる術はないが、
もし仮にこれが真実ならば、
神仏というものはこちらが「伺おう」と
決めた時点で分かる
ものという事になる。

そして来るのが分かるので、
「こちらの案件も承知している」
という事だと思う。

だから「みなまで申さずともよい」になるし、
それはそのまま
「とりあえず話は聞いてやる」
という返答なのだ。

実際、間が悪いとか、日を変えて欲しい時は、
行きたくても行けないようにされる事もあるからね。
(バイクどころか、ベ〇ツのエンジンを止めてまで阻止しようとする)

 

それから、
お神の思う‟幸い”と
人の思う‟幸い”には
大きな差異がある。

大体、神は人の小間使いではない。

自己努力で何とかなる事まで願うというのは、
それは神を崇めるといいつつ、
神を小間使い程度の扱いにしているも等しい。
そんな身勝手な願いを聞くほど、神は暇ではない。

それでもたま~に「え?」という事を叶えてくれるのは
神の半分は気まぐれで出来ている
としか言えない。

だから「みなまで~」は
もっとぶっちゃけると
「ごちゃごちゃ言うだけ無駄」
という事で、
お神の気が向かなかったら、
何を言っても聞いてもらえない時もあるんだわ。

 

ただ、仏・・・中でもお不動さんは比較的
人の考えに近い形で話を聞いてくださる
という話はある。

前にここでもお不動さんの話※を書いた事があったが、
お不動さんは、神仏の中でももっとも
民草の心と世の仕組みを承知しているようだ。

※この話は「お不動さんの半分は優しさで出来ている」
どうぞ。

そう、あんな形相でも
お不動さんの半分は優しさで出来ている
のだ。

閼伽井不動参拝

大分余分な話を書いたが、吉野の閼伽井不動さんの印象は
私としては最初見た時と変わらず
美しい佇まいだなぁという所。

パワーがどうかは知らんがな。
最強かどうかも知らんがな。

知らんけれど、確かにこれは目立つ。

そもそも立地的にちょうどカーブの所にあって、
比較的大きく開けているし、
像自体は特別大きいわけではないけれど、
台座が高く、周りにも手摺があったりと
もう物理的に目立つ要素満載なのだ。

比較的、シュっとした顔が珍しいと言えば珍しい。
(結局、十九観のせいだろうが、丸顔かブルドッグ顔多くない?)
個人的には、これくらいシュっとしている方が好みだけれど。

印象としては、私は特に怖さを感じないな。
まぁ元々が強面の仏が好きだから、
私にとってはこれがデフォルトだ。

(怖い顔の像って造形じゃないから。
某神社の恵比寿だったか大黒の像、笑ってるけど超怖ぇ。
写真見てその神社行くのやめたくらい怖い)

比較的新しそうなんだが、
なんでこんなところに立っているんだろう?

今度、地元の人にでも聞いてみるかね。

 

私が来たからと言って、
何か特別な事をするわけじゃないが、
来たからには友人から聞いた話をさせて頂いて、
私は霊能者でも何でもないから
「よろしくお願い致します」
と言うより他ない。

私には「承知した」も「それは駄目だ」も
聞こえないから、
どうなるかは分からん。

わからんが・・・・翌日、当人から連絡があり
急場はしのげたようだ。

これは偶然かもしれんし、
お不動さんの力であっても、
この先が友人の望みどうりになるかは分からん。

ただ、長い目で見た時、
良いようにして下さる。

そう思い、
願うしかないのだ。

 

と、いうわけで・・・これが最強のお不動さんかは知らない。

知らないけれど、上まで行こうと思うと
必ずここ通るしな。
それに今回のお礼も言わねばならんしな。

・・・・確実にまた来る(爆)

 

こうして、吉野に来た際に
「絶対立ち寄る所」が、
どんどん増えていくのである。

やばいやばいやばい、
「まだ名古屋で消耗してるの?」から
脱出するために、
本当に奈良か三重に移住してしまいそうじゃないか。

とりあえず、次に来る時は
もう少し気候が穏やかな時にしたい。

朝と昼の寒暖差で死にそうだ(笑)

※お不動さんの前は少しスペースがあるので、
路駐できると言えば出来るけれど、
カーブだし、道が細いので出来ればやめたほうがいいです。
他人に迷惑かけてまで祈るっておかしいもん。
ってか、本気で願掛けたかったら、下から歩いて登ればいいよ。
修験の山なんだからさぁww
(で、今回それもあって歩いて登った奴が俺だ)

 

 

どうでもいいんだが、Googleマップよ、
仏像の下にまで
‟24時間営業”
とか出さなくていいぞ!!(笑)

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