秋本番の吉野をゆく ~奈良、三重、滋賀ツーリング~

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先月に引き続き、またしても吉野山へのツーリング。
・・・なのだが、今回も多忙というか中々長丁場の一日だ。

まずは前回軽く回った吉野山・中千本を中心に
ツーリングレポートをしてみたい。

秋の奈良は何処も趣深い

先月吉野山に行ったばかりだというのに、今月もまた吉野である。
いいんだけどな、奈良好きだから。

奈良は奈良市内より郊外が面白い。
これを遠慮深い奈良県民は「田舎」と言うが、
バイクは都会より田舎が面白い。
そして奈良は絵になる田舎だ。

どうしてそんなに奈良に愛着が湧くのか知らないが、
私は奈良が好きなのだ。

イージス本格始動!の朝

そんな訳で10日も朝の6時には自宅出発。
前回、イージスの上だけしか着ず、寒さに震える羽目になったので、
この日はもうイージスフル装備。

Twitterでしょっちゅう言っているんだが、
もうワークマンはバイクウェア部門を作れ!!

私、別にバイクウェア持ってないわけじゃないんだよ。
実はちゃんとRossのウィンタージャケット持ってるんだよ。
だがな、イージスのほうが断然暖かいんだよ!!

確かに高速に乗るとパタ付きというか、風の抵抗がやや気になるが、
寒いよりマシ!!
一度イージスを着てしまったら、もう並みのバイクウェアには戻れん。
(レディースウェアは特にそうかもな。機能よりデザイン重視なのかも。
いやいや、女子でも下手な男子よりガッツリ走る奴なんぼでもおんで?)

それに鈴鹿辺りで進行方向に虹が掛かっていたから怪しいと思っていたら、
やはりR25で小雨が・・・
でもイージス防水だから!!

正に「イージス様様」で、この日はかなり快走で針テラス到着。

土曜日という事もあり、朝8時台なのに既にライダーが沢山の針テラス。
ここで一旦トイレ休憩をし、もはやナビの要らないレベルになってきた
吉野までの道を進む。

秋山は三日見ずば刮目して見よ

さて、前回と同じルートで吉野山入りだ。
前回、吉野に来たのは先月25日だったので2週間ぶりくらいに訪れるのだが、
たったそれだけの間にすっかり季節は進み、
吉野山は秋衣になっていた。

平成最後の秋を迎えた吉野神宮

前回も訪れた「吉野神宮」
何故か妙にここが気に入ったというか、ここの狛犬が気に入って
また訪れてしまった。
※前回のご朱印込みの記事はこちらへ「吉野神宮」

前回と違うのは、この鳥居の右手にある木の色。
2週間前はほぼ緑だったのに、この日はなんとも美しいグラデーションに変わっている。

秋晴れならもっと映えそうだが、残念ながら午前は薄曇り。
それでも十分に美しい紅葉具合だ。

ちなみに前回とのビフォーアフターはこんな具合。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」なんて言うが、
季節もそんなものだ。
特にここ最近の春と秋はベン・ジョンソンもかくやという速度で駆け抜ける。

こっちの狛さんもビフォーアフター。

こっちの木は紅葉と共に葉が落ちるのか、
それとも先に紅葉を終えて散ったのか、物悲しい感じになってたけれど(;・∀・)

この日は駐車場に沢山車が並んでいて「え?七五三?」と思って入ったら、
氏子さんと思しき方が沢山いて、境内の掃除をされていた。

何故か私は2度目に訪れた神社でこうゆうものを目にする。
大体、1度目は人っ子一人いなくて、何か理由が合って2度目に来ると
氏子さんらがワッサワッサいるのである。

これを見る度「あ~、自慢したいんかなぁ」と勝手に解釈しているし、
別に全然自分と関係なさそうな神社でも見ると何となく嬉しくなるのだ。

バイクを降りてテクテク中千本

さて、吉野神宮から更に上に登り、
また前回利用した有料駐車場にバイクを止め、
今回は少し歩き回りたいので脱皮のようにイージスを脱ぎ、
靴をトレッキングシューズに履き替える。

特別拝観中の金峯山寺蔵王堂

そしていの一番に向かったのは、当然「金峯山寺蔵王堂」である。

詳しくは、また別記事にしようと思うんだが、
現在蔵王堂はご本尊の蔵王権現像が特別公開中。

入口で千円払うと普段入れない本堂の中に入り、間近で見れるだけでなく
足元近くで参拝する事が出来る。
(しかも一人一人机も用意され、周りも仕切ってあり簡易的小部屋のように
周りを気にせず拝み倒す事が出来る)

春の公開の際は桜見物の人も相まって、長蛇の列が出来るのだが
この日は並んでいる人もまばらで、
もう心行くまで拝んで眺める事が出来た。

そんなに信心深くないはずなんだがなぁ。
なんかここ来ると本当に土下座レベルで頭を下げたくなるんだ。
こう水戸黄門のラスト5分で印籠出てきて、
皆が「ははぁぁぁ~」ってやるレベルで・・・頭下げたくなるんだよ。
(いくら囲われててもやってたら出禁になりそうなのでやらないが)

ちなみに前回来た時、主題はちゃんとあったのだが
「ついでに腰痛もお願いします」
とお願いしたら、あっという間に治った(爆)
あれだけ接骨院に通い倒しても治らなかったのに・・・。
(そうして考えると原因が物理じゃなくなるので微妙な気はする)

歴史ある仏像を保有する桜本坊

蔵王堂の次は少し上千本方面へ歩く。
前回バイクで登った道をてくてく歩いて行くと、すぐにあるのが
桜本坊。

こちらも後で詳しく別記事にしたいが、
ここもやはり現在特別拝観中という事で訪れる事にした場所だ。

吉野の山の中の寺院には幾つか蔵王権現像を所有している寺があるのだが、
ここもその一つ。
ただ、こちらの権現さんの像は神仏分離・廃仏毀釈の折に破壊焼却から守るために
密かに土に埋められていたという事があり破損している。

なんというか、こうゆうのを見ると悲しくなる。
せっかくの美しいものが人の都合で壊されるというのは悲しい。
神や仏以上に美しいものを崇拝する人間の一人として
物凄く悲しい。

こうゆう事が二度とない世の中に我々がしていかないと
いけないんだなぁって物凄く思うのだ。

再建が待ち遠しい勝手神社

そして再び中千本へと戻ってくる。
中千本と上千本へ行く道の分岐に座すのが「勝手神社」
とはいえ・・・ここは現在、この立派な入口以外何もない。

ここの神社は2001年に不審火で焼失してしまい、
再建のめどがまだ立っていないのである。

現在は傍の吉水神社に仮遷座されているので、
ここには特にご神体も何もない。
だが、この空間が好きで中に入っては、
元々本殿があったと思った場所を拝んで、
僅かばかりだがチャリリンと再建費用を入れてくる。

ちなみに参考として書いておくとここの祭神などは以下の通り。

主祭神:天忍穂耳命
配祀:大山祇命・久久能智命・木花佐久夜比咩命・苔虫命・葉野比咩命

名前の「勝手」は自分の都合のいいように振る舞う‟勝手”のほうではなく、
‟入口”の意味のほうらしい。(勝手口的な)

ここは吉野山の入口にあるため、かつては「山口神社」とも呼ばれていたそうだ。
ただ、字面が「勝」のため、勝負事や戦の神としての信仰もされ、
本地仏は毘沙門天とも言われている。

んで、先日参拝した「吉野水分神社」の子守明神とは夫婦神という事になっているそうで、
ここの勝手明神はダンナ、子守明神はヨメという事になっているそうな。

更に蔵王権現と子守、勝手明神というのは三位一体である
っていう話なんかがあったりする。

他にも静御前の伝説があったりとか、
大海人皇子(天武天皇)が社殿で琴を奏でたら、
天女が舞い降り袖をたおやかに降りながら舞った伝説などもあるそうだ。
(それで背後の山は「袖振山」と称される)

早く再建されないっかなぁ~っと。

一目千本 吉水神社

さて、その後訪れたのは春の桜の時期には
「一目千本」の眺めとして有名な「吉水神社」

コチラもすっかり秋衣。
そして人が少ないのが嬉しい。
春は・・・・イモ洗い状態だからなぁ(;´Д`)

いい塩梅で草に埋もれる龍神さん。

吉野神宮と同じく、こちらも主祭神は後醍醐天皇。
そして楠木正成公(くすのきまさしげ)、
吉水院宗信法印(よしみずいんそうしんほういん)

ここは元々は「吉水院」といったそうで、
それが明治の神仏分離の際に元々後醍醐天皇の南朝皇居だったことから
「吉水神社」と改められたそうだ。
(もう本当、この分離とか習合とかのせいでややこしすぎるんだよ)

非常に失礼極まりない言い方だとは思うが、
後醍醐天皇も楠木さんも吉水院さんも一般の人にはピンと来ない人々である。
(私もピンとこないよ)
だが、吉水神社には日本人なら誰でもピンとくる歴史的人物もやってきている。

それは豊臣秀吉
ここは豊臣秀吉が花見をした場所なのだ。

どのくらいの規模でやったかというと、
諸大名からその下の女房、女中、茶人や連歌師
・・・総勢5千人くらい
で、やったらしい。

5千人で花見。
ちょっと待て!
一目千本より人の数のほうが多いじゃないか!!(笑)

そして、その時秀吉公が「絶景じゃ!!」と言ったのが・・・ここである。

陰になって見難いけれど、左の木に「一目千本」という看板が掛かっている。
この手摺に立って眺めた風景がこちら。

そして春はどうかというと・・・

イモ洗い(爆)
いやそうではなく・・・・

まぁこうゆう具合だな。
正に一目千本。一目千本というより「一目千両」の価値がある眺めだ。

ちょうど、私が行った時ドローンでの空撮が行われていて、
多分その動画がこれなのだ。

まさか自分が見たドローンの動画がアップされていると思わなかったので、
見つけて驚いたね。
多分、歩いている人の何処かに私もいるはずだ。
(ウォーリーを探せ的動画)

春の吉野はまるで桃源郷のようだが、私は秋ののんびりした吉野も好きだがな。

そんな訳でこの日はのんびりと参拝。
ここの拝殿前には、宮司さんが書いた「参拝の心得」というか一言メッセージが置かれている。
前回訪れた時は「願うは人の事ばかり」というような文言があり、
実際、その前に蔵王堂でお客さんの病気平癒をお願いしたばかりだったので、
苦笑いするしかなかった(;・∀・)

んで、今回も微妙に変わってはいるんだが、
まぁそのような事が書いてあり、
やっぱり今回も友達の怪我が早く治るように
頼んだばかりなので苦笑いするしかない。

結構名物宮司らしくて、この日はご朱印を書いている姿をお見かけしたな。
(実は時々ブログを読んでいるのだ。
機会があれば、色々とお話を聞いてみたいものだ)

それと吉水さんには日本住宅建築史上最古の書院があり、
これは世界遺産登録をされている。
そして拝観料を支払うとみる事が出来る。

中には義経と静御前の潜居の間や、後醍醐天皇の玉座、
秀吉公愛用の金屏風など様々なものが展示されているそうだ。

ただ、今回もあまり時間がなく寄れなかった。
今度ゆっくりたっぷり見る事にしよう。

写真ででも見てみたいという方は以下からどうぞ。

吉水神社HP:http://www.yoshimizu-shrine.com/index.html

吉野ツーリング続編は?

さて、ここまででぼちぼち正午。
という事で、記事も次回持ち越しとしたい。

さ~て、水曜の境界百景、11月の吉野ツーリングは?

「あの犬の正体が分かる!中千本探訪街並み編」
「伊賀から滋賀へ、タヌキまみれの伊賀コリロールロードを行く」

ってなわけで、どちら様も刮目してお待ちあれ!!

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